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2008年08月29日

▲5六銀型先手藤井システム

今日の順位戦を見ていたらクラシックな藤井システムが現れていたので、もう一度おさらいをしてみました。

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▲5六銀型先手藤井システム。僕の愛読書である『居飛車穴熊マニュアル』ではもう通用しない局面です。第1図は△4五歩と開戦したところ。穴熊に組む展開ではないので、この手は必然。ポイントは△8六歩の突き捨てを行っているところ。これを入れておかないと居飛車勝てません。この辺りの変化について詳しく載っているのは『杉本昌隆の振り飛車破り』で、名著です。僕はずっと△8六歩の突き捨ていれてなかったので、これからは気をつけたいと思います。

第2図は歩の突き捨てを逆襲されて▲8三歩とあやまった局面。この▲8三歩のところでは、▲5五歩が村山四段著に書かれてある手順。どちらが良いかはわからないけど、どちらの展開でも居飛車としては不満ないですね。後手なわけですから純粋に形勢互角なら満足でしょう。
posted by こういち at 20:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 定跡研究

2008年08月26日

気になる筋

1週間ほど空いてしまいました。ブログ続かなそうなので1週間に1記事ペースでいきたいと思います。今日は少しだけ気になった変化を書き残しておきます。

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第1図は立石流の一番オーソドックスな駒組み。きっと定跡なはずです。ここより△1四角と指す人をしばしば見かけます(第2図)。この手は定跡ではないと思いますけど、実際やられると悩みますね。第2図から、先手の最善手は▲5八金です。2五の歩を受けようがないから、当たり前の手なんですけど、立石流だから心理的に指しにくいんですよね。以降、後手に飛車の突破を許すでしょうが、その間に先手も玉頭から勝負ですね。

ちなみに、歩を取られたあと△2四飛が少し気になりますが、すぐ△2四飛は▲1五角があるので大丈夫(飛車が逃げれば▲3三角成!)。ということで、△2四飛を狙うなら一回△1四歩を指さないと駄目なので、破られるまでには結構時間があります。
posted by こういち at 21:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 定跡研究

2008年08月17日

勉強不足

一時期は定跡の勉強にも余念なくやっていたけど、最近は体たらくで、棋譜収集も怠っています。こんなことでは駄目だと思わせる敗戦棋譜から。先月18日の対局です。

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後手が僕。第1図は△9五歩と穴熊の駒組みを牽制した手にたいして、それでも▲9八香と進んだ局面です。ここは咎めるところ。しかし、どのような手順だったか忘れてしまい、妥協して△8五歩と指してしまった。ここは△9三桂から咎めるのが正解。これを指せないようでは矢倉党として失格です。

第2図は、結局そのまま進んで最新型っぽい形に。そのときは最新型だと思ってたけど、本譜は▲8八銀△9五歩の交換が入っているので、正確には定跡型ではないようです。この交換が一体どちらに有利に働いているのか。多分、後手の僕が損なはず。終盤まで有利に進めてたと思うけど、結局、最後に受け間違えて負けました。穴熊は遠い。固いというより遠い。
posted by こういち at 20:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自戦記

2008年08月13日

強くなったと思うところ

立石流に対して、位を取る指し方を覚えてからというもの、大分指し方にも幅が出てきたと思う。玉が薄くなるからといって毛嫌いしていたけど、固めるだけでは対応しきれない戦法もありますし。

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図は今月の自分の将棋から。立石流に対して▲3七角と持駒の角を打ちつけたところ。これが最善の一手で、優勢を築くことができました。こういった自陣角は、この戦型の経験値を積んでおかないと、なかなかひらめかない手だと思う。そういう意味で、自分にも指せるようになったのが純粋に嬉しいです。これも『佐藤康光の居飛車の手筋1』のおかげ。結局、この将棋は負けましたけどね。
posted by こういち at 18:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自戦記

2008年08月12日

飛車の突破防がないと駄目だった

今月の2日深夜に指した駒落ち村のリレーのイベント。10手づつの交代で自分の順番に回ってきたときより。どうも僕で悪くなった。

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第1図が問題の局面。ここで僕は普通に△7六桂と指しました。打つぞと見せかけて打たない手もないことないはずだけど、ここは打つ一手。問題なのは、飛車筋の突破をどのように受けるかだけど、△4二金左が柔軟な手で指したときは感触良かった。しかし、これが疑問。第2図のように嫌味つけにいったけど、手抜かれて飛車の突破を許し、わかりやすく上手負けとなりました。

戻って第1図。一応、現状は上手一歩得なので、△2四歩▲同銀△同銀▲同飛△2三歩と受ける手が最初に浮かんでくる変化。でも、この順は早くに切り捨ててた。以下▲6四飛には△6三銀として大丈夫だけど(6五の銀に紐ついてるので)、普通に▲2六飛と引かれて、わり打ちと▲3四歩が残ってしまう。これでは駄目。また、同様に銀を入手してから△2四歩▲同銀△同銀▲同飛△2三銀と受けるのもジリ貧でしょう。

後日もう一度検討してわかったけど、正着は第1図より△7六桂▲5五角△6八桂成▲同金右に、一回△5四銀が正解だった。以下▲6四角に△3一金と引くのが、この△5四銀の意味。3一に金を引けば飛車の突破もなんとか防げるし、まだまだこれからの勝負になる。これが指せれば格好良かった。ちょっと自分にはそこまで読みきれないですけどね。・・・・と、そうやって、いつも投げやりに考えるのも悪い癖か。いずれそういう受けが指せるようになりたい。
posted by こういち at 23:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自戦記

2008年08月11日

駒落ち自戦譜

僕が所属している駒落ち村の対局からの自戦譜。飛香落ちの上手です。いくつか失敗してしまったので、戒めとして残しておきます。

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第1図は中盤の入り口あたり。持駒の角を自陣に打ち付けたところ。上手らしい本筋の手だと悦に浸っていましたが、これが大失敗。▲4六角と打たれると銀を受ける手段がありません。第1図以下▲1三とだったので慌てて△8五桂と跳ねましたが、情けなかった。銀が浮き駒であるという危機感が足りなかったので、こんなことになるのです。

第2図は、△4六桂と持駒の桂を打った局面。これが一番後悔した手。△6五桂と跳ねたかったので打った桂馬ですが、▲4四歩で大切な4筋の位を奪還されてしまいそうです。ここは脊髄反射的にも△4六銀と補強しないといけない。こんな小技っぽい手を指すから自分は強くなれないのでしょう。結局、勝ちペースの将棋でしたが綺麗に負かされました。
posted by こういち at 20:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自戦記

2008年08月09日

▲9六角対策vol.2

昨日の続き。なので、▲9六角対策に定跡書通りの手順ではあまり上手くいかないようです。そのために、飛車を抜かない手順に望みを託します(少しだけ定跡書で振れられています)。

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それが△7七角成から飛車を抜きにいかずに、△6二銀と受けておく手(第1図)。しかし、そうすると先手は当然▲5八玉として、飛車を素抜く筋を受けてくるでしょう。以下、一回△2六歩と嫌味をつけておき、△9四歩として第2図。この△9四歩が大事な一手で、これを怠ると飛車切りから▲6一角の手を狙われます。つまり△9四歩は▲9五馬を受けている意味。第2図の局面は、互角の形勢としか考えられないけど、後手もった場合は、この変化で我慢するしかないですね。
posted by こういち at 20:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 定跡研究

2008年08月08日

▲9六角対策

8五飛車戦法で、まず最初に覚えないといけない対策が▲9六角だと思う。これが結構大変で、知らないときは何度も負けてきました。今もだけど。

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つい最近も高段者の対局を観戦していたら、この将棋になって先手が勝っていました。後手が指せると本に書いてあるからといっても、これはなかなか勝てない。そこで、色々この定跡を調べていたら困った変化を見つけてしまいます。それが第2図。△2四飛にいきなり▲6三角と打つ手です。似たようなのはあるのですが、こんな早く打つのは初めてです。これも定跡だから困ったもの。色々変化を検討し、後手が良くなる変化を見つけようとしますが、見つかりません。流れからいくと、△2九飛成としなければいけないところですが、さすがにそれは▲5二角成で後手駄目。結局第2図以下、△同金▲同馬△3一玉▲2五歩から飛車の成りこみを防がれ、先手が良さそうです。
posted by こういち at 23:24 | Comment(2) | TrackBack(0) | 定跡研究

2008年08月07日

丸山ワクチン

ゴキゲン中飛車には丸山ワクチン(先手の場合)で対抗するようにしています。ただ、打開の仕方が今ひとつ判然としません。勝率はそこそこ良いのが救いです。今日の順位戦を見ていて、気になった指し方を一つ。

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この▲5八金とする丸山ワクチンを最初に見たのは、前期順位戦の日浦×長沼戦が最初だった記憶があります。穴熊の含みも残しつつな、少し欲張った指し方。たいていゴキゲン側から動かれて、穴熊にはできないみたいだけど、打開の不安を抱えない分、魅力的。先月末発売の『関西新鋭棋士実戦集』に少し載っているので、とりあえず今日はこれを読んで、試してみようと思います。あまり自分から仕掛ける棋風ではないので、穴熊にするぞするぞと見せかけて、相手から仕掛けてもらうという戦術は、僕に合っているはず。
posted by こういち at 22:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 定跡研究

2008年08月06日

早繰り銀に対する指し方

今日からまた将棋のブログを少しだけ書いていこうと思います。本当に少しだけ。のめり込みすぎて、一つの記事に2時間とか書けるのは絶対によそう。

最近の定跡で、一番注目度の高いのはやはり一手損角換わり対早繰り銀。僕も流行に乗り遅れては駄目なので、ひとまず横歩は一時休止中。それにしても、一手損は難しすぎてどのように対応すれば良いのか、未だに方針を固められない状況。下の図は、今日(正確には昨日)の王位戦の早繰り銀。

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もう早繰り銀に、右玉で対抗するのは後手駄目だと思ってた。棒銀なら飛車先の歩は切られないので、まだ後手もやれると思うけど、早繰り銀の場合は飛車先の歩を交換されてしまう。歩を切られるだけならまだしも、△2三金と受けないといけないから後手陣バラバラ。ゆっくりした将棋にはできなくなります。しかし、図の局面は、先手の駒組みが普通より一手省略されている気がするので、後手も他に指す手が難しいのかも。自分の持っている将棋年図には類似局なし。一体どうすれば良いのか。覚えないといけない定跡多すぎて追いつけない。
posted by こういち at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 定跡研究