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2009年04月29日

気分転換に

今日は0.3mmのシャープペンも買ったし、服と靴も買ったし、健全な1日を過ごすことができました。また、本屋に行ってみたら浅川から出た鈴木八段の本が売り切れてました。角交換振り飛車は、今後注意して指していかないといけません。それよりも、ホームページの作りかけのところ、早いこと作っていきたいのですが、面倒で結局何も手がつきませんでした。

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手がつかないので、地デジカのキャラクターに触発されて自分も将棋のマスコットキャラクターを書いてみましたが、なかなかのものが描けました。やはり将棋は、少し不健康なイメージありますから、それを払拭する意味で力強さを表現しています。それと、この間投稿した駒の画像、また作り直してみたのですが、上手く仕上がりました。字も少し変えてますし、成駒を赤字にしています。

最近、定跡を覚えるのも少し飽きてきたので、今度はちょっと将棋の素材でも作っていこうかなと思っております。
posted by こういち at 22:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他

2009年04月28日

棋譜集め

24日だったか25日だったか忘れましたが、24のメンテナンスの告知があったので、眠たい目を擦りながら事前に棋譜収集をやっておきました。そしてメンテナンス後、それ以前の棋譜が案の定消えており、やっておいて良かったです。ということで、その収集した棋譜から気になった一局を。新山崎流の将棋です。

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第1図は定跡かどうか定かでない局面です。もう一度おさらいしておくと、この局面での先手の定跡は最善手▲3六飛、次善手▲7七角と▲6六角の3通り。本譜▲7七桂と進めば第2図まではほぼ必然の進行です。

▲3五歩のところ、他では▲1六歩も考えられますが、これは飛車交換後△3六歩で後手優勢でしょう。ということで、▲3五歩は最善手だと思いますが、以下△3五同角▲同角△同飛▲4六角(=第3図)と進み問題の局面です。



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第3図以下の指し手
△2五歩▲3五角△2六歩▲3四歩△2七歩成▲3三歩成△同金▲4五桂△3四金▲5三角成(=第4図)

第3図の局面は、先手1歩少ない定跡形に合流しますが、その定跡は先手良しが結論なので、それがどう影響するかです。図の▲4六角に対して△2五歩と一回歩を叩いておくのが定跡ですが、構わず▲3五角と激しく飛車を取り合うのが新山崎流では普通となります(3七桂型のため)。

本譜はあまり1歩少ないのが影響しない進行になっており、進んだ第4図の局面は先手良し。ただ、途中△2七歩成のところは△2九飛と打っておいて、これで少し後手やれそうな感じですね。ちょっと△2七歩成は先手の攻めを催促してしまったのが悪い方向に繋がった感じがします。
posted by こういち at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 定跡研究

2009年04月27日

先手番の課題

ゴキゲン中飛車に対して、居飛車党の人は相当苦労している感じにうつります。後手番なら、相手の手にのって指していけば良いですが、先手のときはそうもいきません。先手なのに打開に困るという、そんな格好悪いことは絶対やりたくないですしね。

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図はこの間の大和証券の将棋。戦法の名前知りませんが、3七銀型の指し方は郷田九段はよく指している印象があります。第1図で▲2四歩から山田定跡のように仕掛けていきましたが、第2図の局面は、形勢うんぬんはおいといて、玉形の固さで先手あまり勝てない将棋だと思われます。とくに角の打ち込みが後手にだけあるので、先手忙しいです。

だからといって、第2図より角交換拒否の▲6六歩なんて指してしまうと、一回△5一飛と引いてから△4四銀とぶつけられて、もう先手もって勝てる気しません。

ということで、最近普通の丸山ワクチン指している人も少なくなりましたし、やはり超急戦型も勉強して、より突っ張った指し方していかないと駄目だなと思いました。
posted by こういち at 21:41 | Comment(2) | TrackBack(0) | 定跡研究

2009年04月23日

月曜日まで更新やりません。

都合により来週の月曜までは更新できません。モチベーション落ちていなければ次の投稿は月曜日になります。
posted by こういち at 19:27 | Comment(2) | TrackBack(0) | その他

レンタルサーバー

グーグルサイトマップ(グーグル検索に引っかかりやすくするためのメタ情報)というのを居飛車党宣言のページには入れているのですが、今日それを確認してみたら、よくわからない警告の文字が。

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何の警告かと慌てて確認してみたら、今日(日付変わっていますので厳密には昨日になりますが)そのページが表示されなかった時間があったみたいです。2月の辺りFTPが繋がらないというxreaの障害があって、以来ずっと不調なのですが、万が一悪化するようでしたらレンタルサーバーを変えようと思っています。特にデータベースが酷くて、wordpressを使っているページではエラーばっかりでている状況です。

本当は長年利用しているさくらにしたいのですが、事情によって借りられません。ということで、試しにロリポップでも借りてみようかなと思っています。
posted by こういち at 00:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他

2009年04月22日

▲9六歩の善悪

今日の名人戦第2局、△3七歩が好手だったとか言われてますが、実際のところどうだったんでしょうか。先手の玉がずっと不安定だったため、全体的に良く分からない将棋でした。定跡から少し離れた第1図より、中盤のかけひきを少しだけメモっておきます。

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普通9筋の歩は先手は受けないですが、後手の角がずっと6四に居座ったままなので、考えられる手だなと思っていました。少し後手厚かましい駒組みですし。7三角型なら、すぐ△9五歩から9筋の歩を切られて、それはそれで一局の将棋ながら、後手不満のない展開です。

その▲9六歩のところ、後手6四角型ですから、▲5八飛と渡辺×深浦戦(何の棋戦か忘れました)のように指すのが本筋かなと思うのですが、この辺りの定跡は『現代矢倉の闘い』を持っていないため、よくわらかない分野です。

進んで第2図。大人しく指してると▲9六歩の分だけ先手得ですから、それを咎めるべく△9五歩と行くのは仕方のないところ。対して先手は▲6五歩〜▲6六銀として△9五歩の手を防いでいますが、△8六歩の突き捨てを入れて△9五歩を敢行しています。ただし、先手に1歩余計に歩を渡していますので、当然香車は取られてしまいます。後手やりすぎだと思われます。


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第3図。先手香得したものの、△8四歩で次に△9六歩から駒損の回復を目指しています。途中△9三香成のところは△同玉と玉で取って純粋な香得にするのが普通だと思いますが、何か怖い筋があったのか謎です。本譜第3図より▲9六香ですが、この手はどうだったでしょうか。

進んだ第4図で、△4五歩が歩を持っている強みで調子良い感じがします。▲5七銀と引くようでは△3五歩から馬を作られて先手駄目でしょう。いずれにしても第4図は先手良いとは言えなさそうですね。もちろん、結果を踏まえたうえでの形勢判断です。
posted by こういち at 23:42 | Comment(2) | TrackBack(0) | 定跡研究

2009年04月21日

一字駒

3年前にkifu for java用に描いた一字駒の流用になりますが、kifu for windowsにも使えるように書き直してみました。ちょっと線が細かったので太目に書き足しましたが、それだけでも意外と時間かかってしまいました。金と玉の文字が今ひとつですが、全体的に満足行く仕上がりです。

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左がその駒画像(実寸)です。右が使用した状態の画像になります。左の画像をどこかに保存して、kifu for windowsのメニューの「表示」から「盤・駒の設定」で外部駒にチェックを入れて指定すれば使えると思います。


■4/22追記
どうしても玉と金が気にいらなかったので、書き直してみました。金と玉だけにするつもりが、他の駒も微妙に変えてます。多少マシになった感じがあります。また手直しするかもしれませんので、この画像は居飛車党宣言のページのどこかに置いておこうと思います。

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posted by こういち at 21:56 | Comment(2) | TrackBack(0) | その他

2009年04月20日

違和感のある駒組み

居飛車党宣言のページ、まだ途中ですがアップしてしまいました。背景の色とかも微妙に変えております。自分で言うのもなんですが、なかなか良い感じに仕上がりました。棋譜再生(kifu for flash)も、更新しやすいように変数を使って少し楽にしています。phpが使えると何かと便利です。

これだけでは何なので、昨日の大和証券の将棋の気になったところを書いておきます。矢倉の将棋でしたが、駒組みの段階から変わっていました。

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その第1図、△5二金右(普通は△4一玉)が非常に違和感のある一手で、こんな早い段階で矢倉中飛車を消してしまって良いものなのかと、見ていて感じました。ただ、先手は当然早囲いには出来ませんし、差し支えないですね。また、この5二金右を早く指したからといって、何か後手の作戦の幅が広がるわけでも無いですし、あまり神経質になる必要は無さそうです。

しかし、第2図がまた変な手で、こんな早く△4三金右と上がってしまったら▲3五歩大丈夫なのかと、不思議に思ったものです。実戦は▲4六角と上がって完全に定跡とはかけ離れた将棋になってしまったため、佐藤九段の駒組みの真意が分からず終いでした。

第2図でもし▲3七銀には△7四歩として、以下▲6七金右△6四角で現代矢倉の定跡に合流はしそうです。なにか先手に変化あるかもしれないと思ってしまうので、僕は後手もって同じような駒組みはとてもできないですけれど。
posted by こういち at 21:18 | Comment(2) | TrackBack(0) | 定跡研究

2009年04月19日

穴熊が固かった

豊島四段の華奢な体格は、僕の中では憧れでもあるのですが、新陳代謝が悪いので、無理して絞らないとなかなか出来ないですね。あれだけ線が細いと、色々お洒落の幅も広がって楽しいはずです。ということで、今日のNHK杯戦のポイントの部分だけを書いておきます。第1図は中盤戦の辺り。

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▲3八飛と寄った手に対して、次に▲3五歩と、3筋の歩を切られてしまうと後手損なので、△5四飛とそれを受けた局面です。第1図より▲3五歩には△4四飛を用意。以下▲3四歩△5一角と進んだとき、4六の歩を受けるのが難しい形です。この辺りの細かい折衝は好きなので、見ていて面白かったです。

なので▲3五歩とは突きづらいので、実戦は▲8五歩。しかし、自然に見えて、この手が少し疑問。結局この手が負担になり、先手から▲3五歩と動かざるを得なくなりました。それで進んだ第2図。ここで長考してしまったのが、結果的に高橋九段の負けに繋がりましたね。形成的には互角でも、時間の短い将棋でこそ、固い穴熊が活きる形となった典型的な将棋でした。

だから第1図で▲8五歩ではなく、▲9八香からの穴熊ができなかったのかが、個人的には一番気になります。僕なら第1図より穴熊を目指す▲9八香か▲7九銀、もしくは▲9八玉と指したいです。
posted by こういち at 18:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | 終盤の手筋

今週中にでも

今日はNHK杯観ながら、皐月賞観ながら居飛車党宣言のページを新たに作っていました。中身は、今までにアップした棋譜再生のやつを一覧で見られるようにするためのページです。

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ちょっとレイアウトも変えてみて、今までアクティブなところは青だったのを、少し緑がかった黒色に。グラデーションもあまり多用しすぎると安っぽくなるので、単色に変えました。なかなか良い感じに仕上がっていると思います。できれば、今週中にでもアップできるように作っていく予定です。

しかし、このサイト作りはじめてそろそろ3年になるのですが、よくここまで続いたなと思います。年を取ると、それほど急いで結果を求めたりしなくなるのが、長く続けられるようになった理由かなと思ったりします(このブログにしても)。本来は典型的なO型タイプで、かなりの飽き性だと自覚しているのですが。
posted by こういち at 18:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他

2009年04月18日

ウェットティッシュ

今日本屋行ってきましたら、鈴木八段の本が置いてました。パラパラと中身を調べてみると、戦後逆の局面図。それなのに符合がそのままだったので、買うの見送りました。森下九段の8五飛戦法を指しこなす本のときも戦後逆視点で符号がそのままだったので、棋譜並べが非常にやりにくく、苦労させられました。本を頭で読むのなら、全く問題ないのですが。

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結局、ビックカメラでウェットティッシュみたいなのだけ購入。本当は3ミリのシャーペンが欲しかったのに本のことばかり考えてたらすっかり忘れてしまってました・・・。一体何しにいったのか。

ということで、横歩取りの定跡のメモを少しだけ書いておきます。王道の▲5八玉・▲3八金型の定跡型の一つです。あまり実戦例は少ないですが、未解決の部分だと思われます。第1図がそのテーマ図。

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この定跡、どれが最善手なのか今ひとつ判然としていないので、どのように指せば良いのかいつも悩みます。正直、相手にやられて一番いやなのがこれですね。幾つか分岐があるので、どのようにしてもそこそこの将棋になりますが、一つ難しいのが第2図に進む定跡。竜王がトップランナーに出演したときに紹介されていた将棋の途中図ですが、これは正直、既に先手苦しそうです。

実際、東大将棋ブックスは先手不満と書かれているのですが、その本が出版されるよりも後に、実戦として指されていたりするので、何か先手にも勝ち筋あるのかなと大分考えたものです。でも、どうやっても先手良くなるような変化が見つからず、この局面になったら仕方ないとわりきって、指していたりします(実際自分の将棋でここまで進んだことありません)。
posted by こういち at 19:33 | Comment(6) | TrackBack(0) | 定跡研究

2009年04月16日

思い出の2冊

明後日18日に鈴木大介八段の新刊本が浅川より発売されるみたいです。▲7六歩△3四歩▲2六歩と始まる角交換型の振り飛車ということは、対抗形(=居飛車対振り飛車)ですし流行の戦型ですから、とても気になります。僕の場合、鈴木八段著書の本は大味すぎて好きになれませんが、浅川なので少し迷います(買うかどうか)。

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鈴木八段の著書で、僕が所持しているのはこの2冊。ネットで将棋初めて、始めに買ったのが左の『最強力戦振り飛車マニュアル』でした。本の状態は現在も新品同様で、下手に書店で買うよりも綺麗です。すなわち、全く読んでいないということを物語っているのですが。

右側は新石田流対策のために買いました。そこそこ棋力もついてきた頃に手に入れましたので、結構真面目に読みました。しかし、この本の影響を受けて、多少良くなった局面では、これは大優勢だとか必勝の局面だとか、大雑把に形勢判断をしてしまう悪い癖がついてしまいました。とくに「大優勢」という言葉は今もお気に入りで、しばしばこのブログでも使っていますね。
posted by こういち at 22:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋本

2009年04月15日

王将戦の▲7七角

あまり手を広げすぎても駄目だなと思うのですが、同じ定跡ばかり指していると飽きてくることがありますね。とくに勝てる気が全くしない定跡は、ことさらです。それでこの間、王将戦最終局の▲7七角(=第1図)を気分で試してみましたが、多少失敗しても急に悪くなるような定跡でもありませんし、これは良いなと、ちょっと浮気しそうになりました。

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第1図の▲7七角のところ、本筋で最善の一手は▲4六歩で揺ぎ無いですが、プロでも間違えるくらいの難しい定跡ですから、ちゃんと勉強していないと恐ろしいです。玉の小瓶が瞬間開きますから、しっかり正しい手順を踏まないとすぐ悪くなってしまいます。その点、▲7七角は次に何もやってこなければ▲6八銀と手厚く指せますし安心です。

図より△2五歩▲2九飛△7五歩は24で現れた進行。定跡ではないと思いますが、もし自分が先手だったら考え込んでしまいそうです。実戦は第2図以下、▲6八銀△7六歩▲3三角成△同桂▲7四歩△6五桂▲7三歩成△同銀▲9六角と進み第3図です。


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この▲9六角は横歩取りでは定番の攻め筋。一見、先手上手くいっているように見えますが、この▲9六角には△7五飛と受けるのがセオリーです。以下▲6三角成にも△5二金として案外、先手の攻めは息切れぎみです。例えば、7七銀型ならその▲9六角に△7五飛が無いですから、厳しくなるのですが、本手順では△7五飛を追う手がありませんので駄目です。第3図の局面はやや先手失敗と言えそうです。

ということで、第2図より▲3三角成△同桂▲2五桂(=参考図)とシンプルに進めるのが最善かなと思います。以下△2五同桂▲同飛で歩得が拡大し悪い理屈がありません。ちなみに、▲2五桂に対して△4五桂と跳ね違える手も考えられますが、これには▲3三桂成と成り捨てるのが好手です。これは、この局面に限らず横歩取りでよく出てきますから、是非使ってください。
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2009年04月14日

中・終盤辺りの方針とか

先週の大和証券の藤井九段の解説は非常に面白かったですが、それにしてももう少し若手棋士頑張ってほしいものです。羽生世代の層の厚さに、期待の新人と称される人たちも結局跳ね返されている印象しかありません。早指し棋戦なら一回戦敗退が常連の井上八段に、まさか西尾五段が負けるなんて夢にも思いませんでした。

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それはおいといて大和証券の対局。この第1図の△3四桂は、見た目的にはとても良さそうな一手ですが、狙いとしてはハッキリせず解説の藤井九段は疑問符を投げかけていたのが印象的です。実力に直結する、このような中・終盤は、やっぱり経験の差がものを言うのかもしれません。この手の善悪はおいといて、結果的にこの桂馬は負担になった格好ですし、この辺りから形勢が開きはじめました。

第2図は前期NHK杯、準々決勝の将棋。結構印象に残っている一戦です。正直広瀬五段ならA級でも全然通用すると思っていますし、相穴熊の本を読んでからは広瀬五段の棋譜はよく眺めています。しかし、第2図の局面、あきらかに先手優勢の局面から▲9二飛が疑問手で、この辺りから形勢が縮まってきた感じです。NHKテキストにも、一手も見えなかったと書かれていた通り、この辺りが羽生世代と若手棋士との差なんだなと、改めて実感しました。

来週のNHK杯は豊島四段の将棋が見られるのでとても楽しみにしていますが、もし高橋九段に負けでもしたら、しばらくNHK杯観ないことにします。
posted by こういち at 21:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 終盤の手筋

2009年04月13日

相掛かりの困る変化

相掛かりなんて、居飛車覚えはじめのころは今ひとつわからなくて苦労した経験多いです。特に僕の場合、後手番でしか指しませんから受身になりがち。そうすると知らない戦法の場合、あっという間に敗勢に陥ることが多かったですね。その中での代表格が、相掛かり▲3七銀戦法でした。今回は局面図は後手視点です。

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その駒組みのときに気をつけないといけないところが一つあって、それが第1図。何気ない△3四歩に見えますが、これが大切です。このタイミングで指しておかないと逆に▲3五歩と突き越されて、早くも作戦負けになってしまいます。この辺りは高速で指していますから、うっかり△6三銀なんかと指してしまって未だに失敗しますね。

この定跡はそれほどバリエーションも多くないので、たいてい第2図のような定跡型に進みます。ここが問題の局面。先手▲3七桂と飛んでいないのが工夫で、この場合は定番の△5四角は少し打ちづらい意味があります。桂馬飛んでいれば△3六歩といつでも叩けるので、打開の心配が無くなるのですが、本譜はその手が無いので悩みます。とりあえず、この場合は△3三歩(=第3図)と位を奪還するのが、本筋かなと位置づけています。


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△3三歩に対して、普通に▲3三同歩成△同銀▲2四歩の進行は、先手の棒銀が捌ける形になりますが、後手の右銀も好形で守りによく働いていますから、それは後手不満なし。また、▲4六飛は▲3七桂の一手が入っていないので△5五角で大丈夫です。しかし、少し気になる変化が第3図より▲8六飛のぶつけです。

この手、普通は成立しないのですが(△2五飛の両取りがあるので)、以下△8六同飛▲同歩△2五飛になんと▲2六角と頑張られて、△3四歩▲3三桂△3五飛▲同角△同歩▲7一飛と進んだ第4図の局面は、意外と難局ですね。とはいっても、無理気味であることは明らかなので、さすがに先手はこの変化を選ばないでしょう。

いずれにしても、第2図より打開するのが難しく、単に△5四角では例えば▲8六歩からの飛車の転回が嫌だし、頭の痛む戦型です。
posted by こういち at 22:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 定跡研究

2009年04月12日

以前に作った問題

以前に作った3手詰めの問題で、その中から気に入っているやつを2つ載せておきます。他にも幾つかありますが、今ひとつなのばかりなので消してしまいます。これも、少し駒の数多いのが不満ですけれど。

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関係ないですが、最近このブログの記事を投稿したりするのが重くなっていて不安です。記事数増えてくると、仕方ないのかな。
posted by こういち at 22:43 | Comment(4) | TrackBack(0) | その他

やっと自分も指せるようになった頃には

最近ようやく僕も最新型の相矢倉の将棋が空で指せるようになりましたが、正直先手・後手どちらもっても勝てる気しませんね。実際のところ、あまり先手芳しくないみたいですが、それはやはりこの第1図の定跡が影響していると思われます。『矢倉の急所』だと後手不満なしの定跡です。ちなみに、2月13日の記事の続きみたい感じです。

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今月号の将棋世界の企画、稲葉四段×木村八段の一局からです。この間の順位戦では▲6六桂のところ▲7五歩でしたが、最善という手とは思えませんでしたし(結果は先手勝ちでしたが)、他の手が良いかなと思っていました。パッと見、穴熊が崩れていて後手良さそうに見えますが、結構1筋の端を詰められているのが大きく、単純ではありません。例えばいきなり▲1三銀と放りこんだら、△同歩とは取れませんからね。とはいってもいきなり▲1三銀と打つのは時期尚早で、何か5筋辺りに拠点が出来てから狙う形になります。

とはいって『矢倉の急所』に後手不満なしと書かれてある通り、先手が良いとはとても言えそうにない気がしてきました。新手の▲6六桂から第2図のように進みましたが、先手の手にのって角が穴熊の急所に利いてきて、次に△7六歩の取り込みも厳しいですから、図の局面は後手優勢。第1図から第2図まで、先手は最善を尽くしている感じがするので、そうするとやはり、この定跡は先手避けなければいけないのではと思うわけです。

第1図▲6六桂に変えて、やっぱり将来△9五角が嫌ですから▲9六歩なんていう手も思いつきましたが、自然に△6五歩と伸ばされて先手駄目でしょうね。単に△6五歩ではなく、一応▲9七角の筋を消す意味で、△8六歩の突き捨てを入れてから△6五歩とした方が尚良しですが。
posted by こういち at 18:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 定跡研究

2009年04月11日

矢倉16手目の謎

本当に些細なことですが、矢倉の駒組みの16手目に△5二金右と△7四歩の2通りの定跡があることについて少し疑問をもっていました。A図は小細工なしの堂々とした一手で、本筋だと思っています。しかし、B図の△7四歩の方が最近流行の阿久津流急戦矢倉にもできるし、現代矢倉の将棋にも対応できるしで、△7四歩の方が作戦的に優れてるんじゃないかと思っていたわけです。

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なのに、なぜ△5二金右の方が多く指されているのか。理屈で考えると、後手にとって△7四歩には何かA図にはない、嫌な変化が隠されているのだと考えるのが自然です(形勢うんぬんではなく、作戦的な意味で)。

おさらいしておくと、△5二金右(A図)だと先手の定跡は▲7七銀。△7四歩(B図)だと先手の定跡は▲6七金右が一般的。この理由は単純で、A図は矢倉中飛車が消えてるから▲7七銀と指してよし。B図はまだその作戦の余地が残されているから7七銀と上がったら損だという意味ですね。


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しかし、B図で普通の定跡通り▲6七金右と指してしまうと、前述の通り、C図の早仕掛けされる可能性もありますし、普通に駒組みしても全く問題ないわけです。

ということで、もし△7四歩のデメリットを無理矢理作るとすれば、B図で▲7七銀!(=D図)と開き直られる手が怖いのかもしれません。▲7七銀と上がってしまうと、当然6五の地点を争点にして△5二飛〜△5五歩と矢倉中飛車にされる手が、先手にとって気になりますが、あくまでこれも一局の将棋。考え方によっては、後手の作戦を急戦型に強制できるという意味にも取れそうです。もしここから現代矢倉の定跡に後手が進めた場合は、先手が▲3五歩早仕掛けをしたとき、16手目の△7四歩が多少緩手になっていそうです。これが後手にとって都合の悪い変化だと考えられます。ちょっとこじつけっぽいけれど。
posted by こういち at 18:46 | Comment(2) | TrackBack(0) | 定跡研究

2009年04月10日

先手が勝ちにくい理由

この投稿を書いている途中あたりで、多分羽生名人の勝ちが決まると思います。注目の名人戦1局目は矢倉戦の3五歩早仕掛け(=第1図)。先手の勝率悪いらしいですけど、その理由がこの将棋でわかった気がしました。

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個人的にはいつだったか忘れましたが、NHK杯戦の森内・堀口戦が最初に思い浮かびますね。その将棋も先手の森内九段が押さえ込まれて劣勢になってた記憶があります(結果は森内九段勝ちましたが)。

結局、第2図のように進むと後手の2枚の銀が手厚くて、3七の銀1枚では、これを打ち破ることが難しいということでしょうか。本局はその3七の銀が1六に弾き飛ばされて、働かない駒になってしまいました。先手が勝つ展開なら、これをなんとか上手いこと処理できないと形勢は良くならないですね。なんとなく、全体を通して羽生名人の指しやすい展開が続いて、終盤のところで均衡が崩れた、そんな印象の名人戦第1局でした。

次はもっと重厚な将棋がみたいです。
posted by こういち at 21:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 定跡研究

先週の将棋講座の感想

今更ですけれど、先週の放送から将棋講座とNHKの聞き手が新しくなり、久しぶりに録画して見ました。聞き手が中倉女流のときは無難すぎて退屈だったので、たいてい途中で寝てしまっていました。そういう意味で少し期待してました。

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ただ、最初ということもあると思いますが、普通すぎて今ひとつでした。面白かったところといえば、講師の橋本七段のまるで台本を読んでいるかのような棒読みの自己紹介と、女王というタイトルの違和感くらいなものです。倉敷藤花なんて、女性らしいやわらかな印象を受けるので、センス良いなといつも思うんですけれど、女王ではここに書けないようなイメージしかもてないですね。何かもっと良いタイトルの名前なかったものでしょうか。NHKだから、あまりハメを外すことできないと思いますが、もう少し見て楽しい感じなのが良いですね。
posted by こういち at 20:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他