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2009年05月26日

定跡ではない手

先週土曜日に放送された銀河戦は藤井システムの注目の定跡型だったので、今日の再放送は必ず録画しておこうと心に誓っていたのですが、すっかり忘れてました。ショックです。棋譜だけで検討するのは時間かかりますし、変なこと書けないから嫌ですね。

それはおいといて、新山崎流の気になる定跡を書いておきます。第1図が定跡から外れた問題の局面。▲6五桂に対して△5二金として、5三の地点を補強したところ。

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ちなみに、定跡は△5二金ではなく△4二金なのですが、△4二金には当然▲2二角と打たれます。だから、先手から何も手がないのであれば、定跡ではない図の△5二金が最善だと思うわけです。

第1図より▲5五角は自然ですが、これなら定跡ではない△5二金が優っていることにもなるので、理屈に合いません。とはいっても、目につく▲5三桂成〜▲5三飛成〜▲6二角の強襲は微妙です。純粋な飛車・金両取りになれば良いのですが、▲6二角に対して△5四飛とされて、以下▲3四歩の継続手はあるものの無理気味です。

ということで、第1図よりひねって▲9五角も考えてみました。しかし、これも第1図以下△2四飛▲6二角成△同金▲5三桂成△5五歩(=第2図)で、先手の攻めは明らかに失敗です。後手の陣形って見た目以上に脆いので、何か先手に手があればすぐ先手勝ちになりそうなのですが、意外と難しいです。そうなると、やはり第1図の局面、△5二金は最善の受けだったりするのかなと思います。
posted by こういち at 21:17 | Comment(3) | TrackBack(0) | 定跡研究

2009年05月25日

三間飛車に対しての穴熊

いくつか書きとめておきたいことあるのですが、どうも更新が面倒で怠ってしまいました。しばらくは、そんな感じが続くと思います。とりあえず、先週のNHK杯の気になったところを少しだけ書いておきます。第1図は、序盤の駒組みのところから、後手が△6五歩と突っ張ったところです。

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コーヤン流は3三の角のラインが大事だということで、▲6六歩を指させない意味の△6五歩。しかし本譜は図から、いきなり▲6六歩と反発していく展開に。テレビを観てたときは、乱暴な手だなと思っていましたが、後手の陣形も不十分ですし、最善手なのかなとも思うようになりました。

それにしても、最近は普通の三間飛車に対しても一目散にアナグマに囲う人は少なくなった印象を受けます。その理由として、やっぱり本譜のように6五の位取られて6四銀型に構えられると、穴熊側も辛いからだと思います。上部を厚くされると、たとえ飛車を成りこんで桂・香拾えたとしても、それを有効に使うの難しいですし、右の銀を使うのも大変です。色々と穴熊の対策も増えてきましたし、漫然と熊れた時代は終わった感じがします。

第2図は飛車を6筋に振るために▲8六角と指した局面。ここは普通に▲6六同銀で問題ないところだと思いますが、相手の読みを外す実戦的な好手だったかもしれません。実際、終盤に後手が間違えてすぐ終わってしまいましたし、こういう個性的な将棋は見ていて面白かったです。
posted by こういち at 20:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 定跡研究

2009年05月22日

形勢判断と方針について

形勢判断をする癖をつけることはやっぱり大切ですね。例えば、少し優勢だと思えば手堅く指しますし、苦しめだと思えば相手の読みを外す変な手を指します。なので、形勢判断で後の方針をある程度決められるわけです。

点数
10飛車
8
6
5
4
3
1
12
10
6成金・成銀・成桂・成香
7

その形勢判断する目安として、駒に点数をつけて決める方法があると思います。上の表は谷川九段の将棋講座の本からの抜粋ですが(先週矢倉をマスターを買いにいったとき、本屋で覚えてきました)、意外とこれが使えます。例えば、銀は5点になっていますが、しっかり5点の働きをさせるように駒を使うように心がけます。また、僕の中では5五の地点に居座られた角は8点ではなく14点くらいあります。だから、その14点を本来の8点にさせるために、意地でもそこから追い出したりという、そんな考え方です。

こういう感じで考えれば、自然と働いていない駒を使っていく癖もつきますし、次につながりますね。漠然と指していると、なかなか上達は難しいですし。
posted by こういち at 23:49 | Comment(7) | TrackBack(0) | その他

2009年05月21日

お寺は良かった

お寺対局は初めてみましたが、雰囲気あって良かったです。やっぱり将棋で一番大きなタイトル戦ですから、格式高くないといけません。対局中にサインを求める記者の話題もありましたが、今回それを払拭した感じがします。ということで、これから名人戦は全国のお寺めぐりすれば良いんじゃないでしょうか。

しかし、将棋の内容は今ひとつ面白くありませんでした。1日目はほとんど進まなかったし、終盤はすぐ終わってしまうしで、力戦の将棋はすぐ終わるか、泥仕合になるか、結構極端なので問題です。

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第1図は相掛かりの序盤で△8五飛と趣向をこらした局面。第1図から実戦は▲6八銀でしたが、普通に▲3六銀とされたら一体後手は2筋をどうやって受けるんだと疑問でした。もし図より▲3六銀なら、以下△3五歩▲2五銀△4四角▲2四歩△同歩▲同銀△3六歩といった進行でしょうか。次の△5五角を見て、なんとかなっていそうです。途中の△4四角に先手が何か一手受けたとしたら、△2二銀として怖いところなくなりますし。

第2図は形勢が動いたところ。結局この▲1五歩が一手パスみたいな感じで、どうも後の展開を見ても先手が駄目みたい。だから、▲1五歩に変えて、▲6五同桂△同銀▲7五角△7四飛▲7六歩が最善だったかもしれません。とはいっても、これでは明らかに先手苦しめなので、指せないですね。実戦は結局、▲1四歩と取り込む暇なんて全く無かったですし、角成られた当たりから後手が良くなりました。

あと、角を成るために△4五桂と捨てた手も何気に働いたのも大きかった気がします(△4五桂▲同銀となったとき、4七に香車を打てるようになったので)。
posted by こういち at 23:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 定跡研究

2009年05月19日

気になってた定跡

前々から気になっている新山崎流の一つの変化を書いておきます。昨年末の谷川×三浦戦のやつです。この変化は後手悪くなってもらうと困るので(これで先手良いなら、みんなやるはずだから)、なんとか後手良しにしなければなりません。第1図が問題の局面です。実戦例ではここで▲8八銀打ですが、放置して▲1三歩成と攻め合うのが気になっている手でした。

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そもそも棋譜にも、図の△9七龍は逃げるだけの手だから不評だと書いていましたから、先手は受けるより攻める手の方が自然です。対して後手は、このと金攻めを受ける手段はありませんし、と金で金を取られてしまうと、もう後手の攻めも跳ね返されてしまって、手のつけようがなくなります。相当忙しい局面です。

第1図より考えられる候補手は△7八歩(=第2図)と△8七桂。△8七桂はなかなかの一手なのですが、どうも▲8八銀打と受けられて上手くいかないようです。ということで、△7八歩です。この手が最善手だと気づくのに、長い期間を要しました。

第2図以下の指し手
▲7八同銀△8八龍▲2三歩成△9九龍▲8九銀打△5二玉(第3図)

ほぼ一直線の進行です。▲2三歩成には、本来なら手抜きたいところですが、とにかく金取られてしまうと都合悪いので、△9九龍と王手して合駒強要させておきます(できれば△6八龍も見せて、王手したくないところですが)。


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第3図以下の指し手
▲3二と△9四香▲8七角△9七香成▲4二金△6一玉▲7七金△8七成香▲同金△8六歩(第4図=後手勝ち)

ここも他に変化は無さそうです。途中の▲4二金と打つようでは、先手苦しいのは明らかです。進んだ第4図の△8六歩と叩く手が好手で後手勝ちがはっきりした局面です。△8六歩以下どこに逃げても、桂馬で金取りとすれば、先手陣崩壊ですね。

ということで、やっぱり第1図の局面では▲8八銀打と受ける必要がありそうです。そう進めば、銀河戦で指された手順の通り進めていけば、後手も有望といった感じです。
posted by こういち at 23:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 定跡研究

2009年05月18日

一連の駒組みの流れ

ゴールデンウィーク始まる辺りから花粉症の心配も無くなり、マスクしないで済む開放感に心躍らせていましたが、まさか再びマスクしないといけなくなるなんて、夢にも思いませんでした。ということで、今日は対早石田の△8五歩を決める本筋の指し方の流れを書いておきたいと思います。先手早石田ですので、図面は反転させています。

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第1図の△4二玉とした瞬間に▲7四歩と突っかけるのが一番嫌らしいタイミング。以下、△3二玉などとやってしまうと、角交換から▲7三歩成〜▲6四歩〜▲7三角の強襲をやられます。ということで、第2図のように△7二金と手厚く受けておきます。居飛車側の問題は、右側に偏らせてしまった金と銀をどのように使っていくかが課題。


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ずっと7四の歩をそのままにしておくわけにもいかないので、△6四歩として▲7三歩成を催促(=第3図)。▲7三歩成に△同金と取るのが安全です。以下▲7四歩の叩きには△6三金と交わしておいて大丈夫。


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他に指す手もないので振り飛車側は▲7六飛(=第5図)と、△8六歩に備えておく。対して、居飛車側は角交換して▲3二銀(=第6図)。一応▲3六飛にも備えています。


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第7図は▲7五歩に対する事前の受け。▲7五歩には△7三銀で大丈夫。飛車が圧迫されている形なので、こうなると居飛車側に分があります。第8図と進み、とりあえず一段落。この展開だと、やはり振り飛車の飛車が息苦しい形なので、居飛車の作戦勝ちと言えそうです。ここから△4四歩〜△5四歩〜△5三銀と上部に盛り上がっていけば良い感じですね。

「第1図から第8図までの棋譜」
▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △8四歩 ▲7八飛 △8五歩 ▲4八玉 △6二銀 ▲3八玉 △4二玉 ▲7四歩(第1図) △7二金(第2図) ▲2八玉 △6四歩(第3図) ▲7三歩成 △同金(第4図) ▲3八銀 △7四歩 ▲7六飛(第5図) △8八角成 ▲同銀 △3二銀(第6図) ▲7八金 △3一玉 ▲7七銀 △1四歩 ▲1六歩 △2二玉 ▲6六銀 △6三金(第7図) ▲7七桂 △3三桂(第8図)
posted by こういち at 23:57 | Comment(4) | TrackBack(0) | 定跡研究

2009年05月16日

本買ってきた

多分、昨日発売の『森下卓の矢倉をマスター』を買ってまいりました。テレビで放送された将棋講座『相居飛車をマスターしよう』から、矢倉の部分だけ収められた内容です。それと、著者森下九段の解説付き棋譜が5つ加えられています。

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ちょっと矢倉のテーマは、講座テキスト買っていないので、どれくらい加筆されているとかわかりません。また、相掛かりや角換わりの戦型はまた後で発売されるものと思われます(本には特にそういったことは書かれていませんが)。正直矢倉の本はたくさん持っているので必要なかったですが、1000円だったので買いました。

矢倉を覚えるためには急戦の対策(急戦棒銀・右四間・矢倉中飛車)を覚えることが必要不可欠だと思いますが、その辺りについてはあまり詳しく書かれていないですね。それにしては最新型の将棋や、本家森下システムが詳しく書かれていたりで、中身としてはバランス悪い気がします。矢倉に対する考え方や感覚を掴むための本といった感じがします。

それにしても、『現代矢倉の思想』が絶版ということで、矢倉入門用の棋書が無いのは問題ですね。現在、将棋世界で連載されている木村八段の講座が本になれば、これは思想を超える良い本になると思うのですが、本になるかどうかもわかりませんし、まだ先のことです。
posted by こういち at 21:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 将棋本

2009年05月15日

買いたい本

浅川書房から、期待の矢倉の急所2が6月1日に発売されるみたいですね。中身はやはり加藤流になるみたいで、絶対買いたいと思います。楽しみです。ということで、ちょっと加藤流の気になる定跡を書いておきたいと思います。第1図が、ちょっとした先手の分岐点。

第1図以下の指し手
▲4六歩△同歩▲同銀△4五歩(第2図)

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第1図の局面で、本筋は▲2五歩で、以下△6二銀とするのが現在最も有力とされる定跡だと思います。多分、本の内容もその辺りが中心だと思います。それはおいといて、僕らアマチュアの将棋ですと、▲2五歩と指す人は少数で、すぐ▲4六歩と反発するのが多いです。矢倉指してたら、こういう局面になると、なんとなく条件反射ですぐ反発したくなりますしね。

第1図より▲4六歩△同歩に▲同角は△4四歩としておいて後手不満無し。おたがい自分からは角交換しづらい形なのと、この将棋の場合においては△4四歩はなかなかの一手だと思います。本手順は▲同銀に△4五歩(やや疑問手)と打たれて、当然これは取れませんから3七に引く一手。一見、先手何をやっているのかわからない感じもしますが、4筋の歩を切るのが地味に大きいのです。

第2図以下の指し手
▲3七銀△7四銀▲4八飛△4四金(第3図)

ということで、先手は4五の歩を狙うため▲4八飛と回ります。ただ、4筋に振る前に一回▲2五歩と突いておいたほうが、損のない手なので優ります。


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第3図以下の指し手
▲4六歩△同歩▲同角△同角▲同銀(第4図)

ちなみに第3図のところ、形は△4四銀として4五の歩を守りたいですが、その場合は▲2五歩と突いて、先手は2筋の歩を切っておけば良いです。

第3図より、ここで▲4六歩から反撃。駒を清算した第4図の局面は先手良しです。ただ、先手もそんな急ぐ必要ないので、▲4六歩と反発する前に▲2五歩くらいは指しておきたいですね。
posted by こういち at 23:05 | Comment(4) | TrackBack(0) | 定跡研究

2009年05月14日

最善の△3五同歩

順位戦は、今は名人戦だけですし、特に書くことないですね。今日も小説の新刊チェックするついでに、将棋本も見てきましたけど特に目新しい本はありませんでした。目についたのは先月浅川から発売された鈴木八段の本が結構売れているといったくらいでしょうか。

ということで、今回は藤井システムの書いておきたかった部分をまとめておきたいと思います。多分、藤井システムが絶滅した原因は、この第2図の局面が最も影響していると思われます。

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最強の▲4七銀型藤井システムに対して、△2四歩(=第1図)が画期的な指し方。意味は一時的に△2五桂を封じておいて、その間に熊ってしまう狙いです。従来の定跡だと、△4二角とかありますけど、銀・桂交換になってしまうので、1局の将棋ながら居飛車が面白くないですね。

ほぼ一本道の進行で第2図。▲3五歩の突き捨ては大事で、これを入れておかないと穴熊攻略は難しいですね。しかし、図の▲3五歩に対して△同歩と取れるのが、居飛車側にとって大きいと思います。ここが色々と変化あるところで、一番複雑です。以下、△6四歩には手抜いて△3六歩が好手。攻め合いは穴熊が活きる展開なので、△3六歩に▲3六同銀と取りますけど、そこで△4六角が攻防です。この△4六角までの変化を覚えておけば、第1図の▲2四歩とする藤井システム対策は互角以上に指せると思います。


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第2図から、少し振り飛車側にも変化がありますが、とりあえず『アマの知らない最新定跡』の示されている手順通り進めて第3図。第3図より、△3四金がずる賢い一手で、あらかじめ▲4四歩に対しての当たりを避けているとともに、すぐ△4六歩と叩けるようにしています。

藤井システムに対して、居飛車側の方針としては、あまり飛車筋の突破にこだわらず、縦から攻め合う方が効率良いですね。無理して8筋突破しても、意外と居玉を攻略するのは大変ですし(飛車成っても▲6九の底歩とか固いですし)、8二の飛車は守りとして置いておいたほうが安心です。ということで、第3図から第4図のように普通に進めると、穴熊の固さが活きる展開で、少なくとも居飛車の勝ちやすい将棋だと思います。形勢は微妙ですけれど。
posted by こういち at 23:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 定跡研究

2009年05月13日

ファビコン作りました

今日も産経新聞買ってみましたが、1回戦の久保×郷田戦でした。2回戦はまだ先のようです。それと、昨日アップしたドット絵で、ファビコンを作ってみました。IEはどうか知りませんが、firefox等のブラウザで居飛車党宣言のページを見ると、ちゃんと下のような扇子のファビコンが表示されるようにしています。

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ファビコンは16×16のサイズと決まりがあるので、昨日のドット絵から横に45度傾けて、さらに少しだけ縮小して、なんとか収めました。思った以上に上手く仕上がりました。あまり扇子は好きじゃないですが。

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ところで、将棋始めたころは結構早石田に苦労していた時期がありました。あまりにも、すぐ潰されてしまうものだから、上の本を買ったりもしました。受けの本というと、数もそんなにありませんから、わりと知名度の高い本だと思います。内容よりも、実際の駒の形をした絵で書かれているのがやけに見づらくて、今ではそれしか記憶に残っていません。


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現在は第1図の局面になると、大方▲4八銀と指すので、早石田の心配はありません。だから、早石田の最強の対策は第1図で▲4八銀と指すのが手っ取り早いのになと、そう思います。ちなみに以前指していた▲4八玉なんていう手は絶対指さなくなりました。理由は単純で、△3二飛と開き直られたときの対応が難しいからです。一応、△3二飛は無理という結論めいたものが出ているようですが、具体的な手順がハッキリわからないですね。

あと第1図で▲2五歩と決めるのが、一番多い指し方だと思いますが、これも僕は指さないです。早石田にこられたときの対処は別に大丈夫ですが、持久戦になったとき△1四角の筋を気にしないといけないのが嫌だからです。とりあえず、第2図のように進めて、ゆっくり指すことにしています。
posted by こういち at 22:52 | Comment(2) | TrackBack(0) | 定跡研究

2009年05月12日

気分転換に

今日どの辺りが掲載されているのかなと思って試しに産経新聞を買ってみましたが、ちょうど1回戦の木村×森内戦が終わったところでした。となると、僕が欲しい2回戦の木村×久保戦の棋譜は再来週以降といった感じですね。

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ところで、最近定跡の勉強もさすがに飽きてきましたので、ドット絵を書いてます。いかにも素人が作った、しょぼいな絵だなと思っていましたが、使ってみたらそれなりに形になっているかなと思います。下が使用例です(ツクールVX)。

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サイズは24×24と制限された中で作らないといけないので、そこが難しいです。また、ジャギ(=斜めのギザギザ)を消すのを適当に誤魔化しているので、思ったように滑らかになりませんね。とりあえず、質よりも量で、たくさん作っていきたいなと思っています。といっても、将棋関連の道具なんて数が限られていますが。
posted by こういち at 23:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他

2009年05月11日

本整理してたら

先ほど本を整理していたら、以前に無いと言っていた『ラクラク次の一手1』が出てきました。せっかくなので記念に撮影しておきました。たしかこの本、以前将棋倶楽部24で、よく広告欄のところで紹介されてた記憶があって、それがきっかけで本屋で買いました。

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連盟発行の本で、僕の所持しているやつが第3刷です。連盟の本というと絶版にはならないというイメージありますが、最近はそうでもないですね。いつも行っている本屋は、羽生の頭脳シリーズがずっと全巻揃っていない状態だったりするので、多分もう補充されていないんだと思います。

なんとなく自分はミーハーなところあるので、本がたくさん並んであると、別段買う気が無くても買ってみたくなったりしますが、あまり寂れてしまっていると買う気もおきなくなりますね。もう少し本の分野にも力を入れてもらいたいものです。
posted by こういち at 23:43 | Comment(5) | TrackBack(0) | 将棋本

重い手が好手

そろそろゴキゲン中飛車の対策として、丸山ワクチンではなく、他の指し方に切り替えたいと思っているのですが、今ひとつこれというものがないですね。ただ、この間の棋聖戦準決勝の木村×久保戦が最近流行の▲7八金型で快勝だったらしいので、この棋譜は是非手に入れたいものです。多分、来週辺りの産経新聞に掲載されると思うので久しぶりに買ってみようかなと思います。文章だけではあれなので、この間のNHK杯のことでも、少しだけ書いておきます。

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第1図はゴキゲン中飛車対策の一つ森下流。僕も丸山ワクチン覚えるまでは、これを使っていました。ただ、本譜と同じように△6五銀と出たときに▲7五歩と突かれたときの対策が、今ひとつわからなくて、あまり勝率良くなかったです。のちに▲5六飛と浮いて、銀を取りにこられるので、それを気にしながら指さなければならないです。

本譜第2図は上手く屋敷九段が指して優勢になったところ。一見重そうに見える△8七銀成が好手でした。これは意外と指せる人少ないはず。僕なんか絶対△6八角成とやってしまいそうです。これは苦しい時に指す類の手で、こんな手が見えてるようでは駄目ですね。しかし、△8七銀成なんて手は一目筋悪なので、鼻から読まなくなっているのは修正していきたいです。
posted by こういち at 22:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 終盤の手筋

2009年05月09日

昨日のまとめ

昨日は(実際の日付は今日になりますが)名人戦ダイジェストを見るために、それまで起きてましたが、その間暇だったので、▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲2四歩と進む相掛かりのページを作っていました。30分くらいで出来るだろうと安易に考えてましたが、結局完成に2時間以上かかってしまい大変でした。そのページはこちらです。http://www.koichi.jp/shogi/yokofu/basis01.php

とりあえず、昨日の名人戦の問題の局面を再び書いておきます。敗着の▲7八玉に変えて▲5七桂合と受けた局面が第1図です。

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名人戦ダイジェストでは、森内九段がハッキリ先手勝ちだったと断言していましたが、実際のところは難しいようです。▲5七桂以下△9六銀に▲4四歩と詰めろをかけて先手勝ちだという解説でしたが、この手が実は詰めろになっておらず、▲4四歩以下△5九成香▲4三歩成△同玉▲3四銀に△4二玉(=第2図)が唯一後手玉が生き延びる逃げ場所で、際どく詰んでいません。ということで、第2図以下▲7六玉と逃げても△4九角と打っておいて、後手勝ちです。

また、▲4四歩のところで▲8二飛の王手も△6二香と香車で合駒しておくのがなかなかの一手で、これもなんとなく後手良さそうです。先手にとって桂馬が価値の高い駒だということです。

それで今日の将棋ジャーナルでは、どういう手を解説するのかなと気になっていたのですが、囲碁の時間が長くなってしまったため、ほとんど終盤辺りは手順だけの解説になってしまっていました。ただ、第1図の桂合いのところは銀合いも有力だということなので、もしかするとここは▲5七桂合ではなく、▲5七銀合が最善手なのかもと思ったりしました。やはり、先手にとって桂馬を持っておくことが、後手玉を即詰みに打ちとめるために欠かせない駒となっていそうだからです。
posted by こういち at 21:27 | Comment(4) | TrackBack(0) | 終盤の手筋

2009年05月08日

今日の中継から

今日の名人戦第3局も熱戦でとても面白かったです。結局、第1局と同じく1六の銀が遊び駒になってしまっているのが、個人的には一番気になりました。それにしても、横歩取りの将棋を見る分には非常に面白く、やはりこの戦型で勝てる人は格好良いなと思います。僕ももっと定跡を覚えて、指しこなせるようになりたい。

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第1図は新手みたいですが、この進行は将棋年鑑2005にも指摘されてある手順だったりします。ということで、横歩取りの定跡を覚えるなら、下手に定跡本を買うよりも将棋年鑑2005がお勧めだったりします。わりと定跡も新しいですし。

第2図は気になる終盤戦。本譜は図より▲7八玉が敗着で羽生名人の逆転勝ち。とはいっても、最善とされる▲5七桂合も以下△9六銀▲同歩△5九成香で、後手勝っていそうですね。△5九成香と金を払ってしまえば、下から角打っておけば先手の入玉なんてまず無理だからです。ということで、△9六銀には某掲示板で指摘されている▲7一飛が最善手っぽいです。これが詰めろで一回受けさせておいて、それから▲6九金と成香を掃うのが好手順ですね。そうしてから入玉を目指す形となりそうです。

とりあえず、今日の名人戦のダイジェストを見て、この辺りの変化がどうなっていたのか確かめておきたいと思います。
posted by こういち at 22:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 定跡研究

2009年05月07日

今日中継の将棋

今日の木村八段はとても強かったです。しかし、こんなに強いのに羽生名人には全く歯が立たないなんて想像もつきません。とはいっても、この間の王位リーグは木村八段が勝ってますから、勢いにのって棋聖奪取も考えられそうです。

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将棋は一手損対早繰り銀。▲2四歩とすぐに仕掛けず、一回▲7九玉とする、最近ではあまり見なくなった定跡でした。第1図の▲7七角からの一連の指し方が新手のようで、これから流行るかもしれません。ただし、先手角を手放してしまうので、それなりの手を作れないと指せないですね。

進んだ第2図は▲8三歩と猛攻を仕掛けていますが、以下△6二飛▲2四飛△4四銀と進み、息切れ気味になっているようです。△4四銀以下、気になる▲8二金もさすがに△3五角で先手苦しそうです。本譜△4四銀▲8二飛に△6五歩が機敏な一手で、ここで▲8二金なら△6四角が多分成立するので、後手優勢でしょうか。
posted by こういち at 22:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 定跡研究

2009年05月06日

女王というタイトル

聞き手が矢内女流になってから、毎回NHK杯は観ているのですが、女王という敬称が気になって未だに笑ってしまいます。将棋を知らない人が見たら、目をむくことでしょう。ということで、先週放送された将棋の気になったところを書いておきます。第1図は中盤辺り。

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後手の棒銀を捌かれてしまっていますが、その見返りとして先手1歩得しているので形勢は互角。第1図は▲7五銀と、持駒の銀を打ちつけて手厚くさした局面です。まさに本筋の一手で、1歩得を主張するために、ゆっくり指す方針ですね。僕もこういう手を理屈ではなく、直感で指せるようにしたいものです。ただ、実戦はここ数手で形勢が動いた感じで、図以下△7三銀に▲1八飛が疑問手でした。

ここは普通に▲7四銀△6二角▲4五桂くらいで良かったでしょうか。いずれにしても▲1八飛としてしまったために△3六銀と打たれて、▲4五桂は飛べないし2七の地点は受けないといけないしで、先手損してしまった印象です。第2図の△5五歩が手筋の一着で、後手が指しやすい将棋となりました。
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2009年05月05日

棒銀に端歩

ゴールデンウィークまでには定跡型の実戦例を増やしておく予定ですが、やる気がおきないです。とりあえず、次に更新したい加藤流の一つの変化について書いておきます。第1図は加藤流の定跡ですが、実戦例はかなり少ない後手棒銀の変化です。なお、途中からは勝手に作った独自の手順になっています。

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第1図以下の指し手
△9五銀▲9六歩△8四銀▲1五歩△9四歩▲6五歩△4二角▲3五歩
(=第2図)

第1図より、定跡は△7五歩ですが、先手もって気になるのは絶対△9五銀だと確信しております。定跡の△7五歩▲同歩△8六歩の進行は、以下▲同銀と取って棒銀は捌かれるものの、先手1歩得で不満ないですね。

本手順の△9五銀に対して、△8六歩はさすがに許せないので▲9六歩は絶対手。ただ、棒銀に端歩は突くなの格言に反しますから指しづらいです。一応、出た銀を一回引っ込ませて手損させているので、▲9六歩は良いのかもしれません。とはいっても、後手には△9四歩〜△9五歩からの確実な攻めが保障されましたので、先手はその間に、どれだけ手を作れるかが鍵になりそうです。

第2図以下の指し手
△3五同歩▲2五桂△9五歩▲同歩△同銀▲同香△同香(=第3図)

▲3五歩の突き捨ては、ほぼ手抜けない手なので(手抜く手もないことないけれど)、突き捨てを入れてから▲2五桂と飛んでいます。この▲2五桂を△2四銀と交わすのは、さすがに▲3五銀の攻めが厳しいので先手良いですから、銀取りを放置して△9五歩が最善です。以下、一本道の進行で第3図。


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第3図以下の指し手
▲3三桂成△同金直▲3四歩△3二金▲3五銀△9一香▲2五歩△9二飛▲2四歩△同歩▲同銀△2三歩▲3三銀打(=第4図:先手勝勢)

▲9七歩と受けるのは△9七香成と突っ込まれて、果たして受けになっているのか疑問なので、9筋はほったらかして攻め合います。先手の攻め方ですが、1筋の位を取っているので、第3図より▲1四歩〜▲1三歩が目に付きますけど、それよりも4六の銀を働かせた方が賢明ですね。ということで、銀を使う方針です。

途中▲3四歩の叩きに対して△3二金は少し疑問手でしょうけれど、△3四同金も▲3五銀で先手悪い理屈はなさそうです。対して、後手の攻めで気になるのは、第4図より△9八香成〜△8九成香ですが、これも冷静に▲6九玉と逃げておけば、ある程度手数は稼げそうです。

ということで、これくらいの流れを想定しておけば、第1図の△8四銀からの棒銀もそれほど怖くないかなと思います。
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2009年05月02日

しっかり定跡覚えれば

この間のNHK杯で解説の畠山鎮七段が、新石田流は正確に指したら後手が少し良いけどアマチュアにはお勧めの戦法だと言っていました。それで、実際のところどうなのか、もう一度検討してみました。とりあえず、前期順位戦の久保×井上戦が最善の応酬だと仮定して、少しだけ考えてみました。

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第1図は△3三桂として、角成りを受けた局面。先手は2枚の大駒を盤上に使ってしまっているので、攻めきらないと形勢悪くなります。ということで、この跳ねさせた桂馬を攻めの目標にして、先手は攻める展開です。とはいっても、図よりすぐ▲3六歩は、△8六歩で、さすがにこれは後手良しですから、一旦▲7七角と受ける必要があります。

そして、少し進んだ第2図が問題の局面。△5三飛が角を追っ払いつつ、間接的に桂頭も受ける一手で、多分ここで後手少し良しという見解だと思います。とりあえず、ここまで進めればアマチュア的には後手勝ちやすい展開かなと思います。第2図より△5五歩▲7四角に単純に△4五桂と跳ねても、なかなかこの桂馬殺されないんですよね。これが勝ちやすい理由です。

ただし、先手も暴れる順が幾つかあるので、形勢は微妙としか言えない感じがします。
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2009年05月01日

男のプライド

閑話休題、今年3月に文庫化された芥川賞受賞作『沖で待つ』がハードディスク(以下HDD)をぶっ壊して男のプライドを守ろう、というテーマの作品でした。これを読んでからというもの、今では使っていない幾つかのHDDが気になりだし、人格を否定されないためにも壊す決意をした次第です。

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作中にも書かれてあるのですが、HDDを分解するためには専用の星型ドライバが必要です。探せば100円ショップでも売っているみたいですが、大きい店舗に行かないと置いていません。写真で映っているやつは、ホームセンターで手に入れたもの。サイズも幾つかあるので、実物を店に持って行ってちゃんとハマるやつを選ぶのが最善かと思います。値段は700円と思ったよりも高額。

あと、別に壊さなくてもデータを消してしまえば良いじゃないかと思われるかもしれませんが、復元ソフトを使えばわりと容易に、消えたデータが復活したりします。最近このことを知って、実際本当に簡単に復元できるのを目の当たりにしたときはびっくりしたものです。

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HDDのネジを外して、中身を開けた図。かなりネジの数あり、シールを剥がさないとネジが回せない箇所があったりで、面倒臭がりの僕にとって、骨が折れる作業でした。中身は綺麗で、鉄っぽい円盤がデータを記憶するところだと思います。ちょっと写真は円盤が反射して窓が写ってしまっています。ここをカッターで傷つけて、完璧。

ネットで調べてみると、ソフマップではお金を払えばHDDを壊してくれるサービスもあるみたいです。しかし、自分で壊すのが何より安心だし、安上がりですね。ドライバの料金だけで済みますし、とりあえず、これで平穏無事に生活することが出来そうです。
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