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2010年02月26日

今日買った本2冊

今日はアバター(映画)を観てきたのですが、帰宅したら目がやけに疲れてて、気分も悪く、せっかく買ってきた本もあまり集中して読めないです。ある程度読み終えたら簡単な感想でも書きたいと思います。

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(多分)今日全国の書店で発売された新刊本2冊です。相掛かりの本は、今手に入るやつだと羽生の頭脳くらいしか思いつきませんので貴重です。相掛かりの本を少しだけ読みましたけれど、先手中心の書き方みたいで、後手番しか指さない僕にとっては、少し物足りない内容です(後手の受けというより先手の攻め方が主体の内容なので)。

僕のレベルですと▲2八飛車戦法する人少ないですから、▲3七銀戦法とひねり飛車の対策を知っておくほうが大事です。でも、その辺りについては軽くしか載っていません。羽生の頭脳で十分まかなえる感じです。目新しい変化もあるのかないのか、ちょっとよくわからなかったです。他で気になるところと言えば、P.70の手順。これ▲2四歩から横歩取られる変化は大丈夫なんでしょうか。NHK杯の森内×佐藤天戦でポカしたのと、似た形なんですけれど。

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P.70の局面。NHK杯のやつは直前の手が▲9六歩ではなく▲5八玉でしたが、あまり違いはないと思います。ここで▲2四歩△同歩▲同飛△1四歩▲6四飛(=第2図)で既に後手劣勢なんですけれど、この第2図に至るまでに、後手に何か変化でもあるんでしょうか。ちなみに▲9六歩のところ、▲3八銀だったら第2図で△2八歩と桂取りに打てるので大丈夫ですが、そういう類の反撃もないですよね。よくわかりません。

このように相掛かりは、力戦の変化がいくつも潜んでいるので、後手もったとき一つ一つ気にしながら指していかないといけなくて神経使います。一手損角換わりは、気が向いたら読みます。普通の角換わりはよく指しますが、一手損は滅多にやらないんですよね。
posted by こういち at 22:00 | 将棋本

2010年02月24日

本の情報

ついに『新版角換わり腰掛銀研究』が復刊ドットコムで復刊されるみたいです。今日そのお知らせメールが来てました。投票して良かったです。この本は絶対買いたいと思います。あと欲しいのは『現代矢倉の闘い』くらいですけれど、こちらはちょっと望み薄かな。
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それと、今月はマイコミから一手損角換わり腰掛銀と、相掛かりの本が2冊発売されるので、これは両方とも手に入れたいなと思っています。一応マイコミのサイトには24日(今日)発売になっていますから、本屋に置いていないか見てきましたけれど無かったです。マイコミの本はたいてい予定の日から2、3日遅れて発売されてますので、期待はしていませんでした。
posted by こういち at 21:16 | 将棋本

2010年02月23日

嘘矢倉についての補足

将棋の本だけでも数が結構多くなってきたので、去年20冊くらい実家に送ったのですが、その中に『イメージと読みの将棋観』も入れてました。しかし、手元になかったらなかったでまた読み直したくなってくるので困ります。

将棋世界12月号に書いてた嘘矢倉についての内容を読んで、僕が勘違いしていたことありましたので書いておきます。当ブログで似たような内容のことを去年こちらに書いております。

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第1図が問題の局面。ここで矢倉党ならば▲2五歩を決めて△3三角を強要させるのが本筋です。これは嘘矢倉にされたときに先手面白くないという理由なんですが、第1図▲2五歩△3三角に対して僕は今まで▲4八銀と指していました。しかし、これだと将棋世界の記事では疑問手です。

△3三角の形にさせておけば△4二角とすぐには引けません(4四の歩が浮いてしまうため)。だから、△5二金〜△4三金の2手が絶対必要だと思い込んでいましたが、第1図▲以下、▲4八銀△8四歩▲7八銀△8五歩と進んだとき、▲7七銀(=第2図)と先手は指さなければいけなくなります。そしたら、この第2図の時点で△4二角が可能です。これでは先手は飛車先の歩を切れなくなり嘘矢倉を咎めきれない、というのが将棋世界に書かれている内容です。とはいっても、△8五歩まで後手の歩を伸ばさせたと考えれば、先手にとって不満はないと思います。


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一応、飛車先の歩を切るこに固執するなら、第2図のところで▲7七角(=第3図)とすれば切れますけれど、これだと▲7七角〜▲6八角〜▲2四角と3手必要なので、これはこれで1局といった感じでしょうか。その場合、第4図の進行が予想されますが、△3二金を省略すれば後手も飛車先の歩をきることも可能ですし、ちょっと先手動きすぎのきらいがありますね。やはり、第2図のように進めて、△8五歩まで伸ばさせたことに満足して戦うのが本筋の気がします(飛車先の歩は切れなくなりますが)。

いずれにしても、嘘矢倉にされて先手にとって何が面白くないかというと8三歩型のまま駒組みされるのが嫌なだけですから、第1図で▲4八銀と指しても全然問題ないというのが、僕の中での結論です。
posted by こういち at 23:59 | 定跡研究

2010年02月21日

今日のNHK杯の感想

もう最近は女王という字幕が出ても、とくになんとも思わなくなりました。慣れるものですね。最初のころは違和感ありまくりのそれが面白くて、子供のようにはしゃいでいたのが、今では夢のようです。

今日は久しぶりに最後までNHK杯を観たので、気になったところを書いておきたいと思います。戦型は先手良しが定説の山崎流の将棋でした。

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第1図△4四角に対して▲7七角と打った局面。最近△4四角に▲3六飛とする人見かけないですけれど、難しいんでしょうか。この▲7七角は一つ古い村山本では次善手の位置づけです。ところで、王座戦第3局の新手のやつも、先手あんまり芳しくなくなってきましたし、新山崎流の雲行きが怪しくなってきました。

第1図以下△7七角成▲同桂△3五飛▲4六角△2五歩と進み第2図。▲4六角の両取りを食らうと後手苦しい変化が多いですけど▲7七桂と壁形にしているので、どうかという将棋。図の△2五歩に対しては▲1六飛から▲9一角成の変化もないことないですが、強く▲3五角と飛車を取るのが、新山崎流の場合はセオリーです(3七に桂馬があるため)。


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進んで終盤の第3図。3八の歩は打たせてあるのがちょっとした先手の工夫で、先手玉を寄せづらくしている効果があります。ただ、この▲2五桂とした局面は先手あまりよくないようで、実戦例通り▲6五桂の方が良かったのではないかと思います。この▲2五桂は(▲4五桂だったかもしれませんが)、本家山崎七段が講座で推奨していた手だったはずですが、どちらに飛んでも良くなる順が見つからなかったです。

第3図以下、△3四金▲2三歩△3一銀▲2一飛△2七歩成▲2二歩成△1五角(=第4図)と進みましたが、△1五角が攻防手で、先手1手負けだと思います。途中△2七歩成のところ、解説者が指摘していた△2八角でも先手苦しそうです。とにかく▲6五桂跳ねて玉の逃げ道を作る一手を作りたいのですが、もう第4図まで局面を進めてしまうと、▲6五桂が間に合わなくなっています。

結局、三浦八段の研究手が何だったのかわからずに終わってしまいましたので、またもう1局くらいプロの実戦で指されるんじゃないかなと思います。それでこの将棋は白黒つきそうです。といっても、もし第1図△7七角成で後手有望なら、新山崎流なんかやってられませんが。
posted by こういち at 21:23 | 定跡研究

2010年02月20日

4五角戦法少しだけ修正しました

ちょっとだけ居飛車党宣言のページの4五角戦法の一部、修正と書き加えたりしてます。あと、4四角戦法としていた戦法の名前を『イメージと読みの将棋観』にならって3八歩戦法に変更しました。

これだけでは味気ないので、今週駒村に復帰したのですが、そのとき指した僕の負けた将棋を載せておきます。角落ちの下手です。

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第1図は終盤戦。勝ちを意識していて、どう寄せるかだったのですが、ここから負けました。下手玉はかなり安泰で、△7六歩とされても△7七金などの放り込む手は、▲9八玉で攻め駒がさらに増えますから、相当条件良かったはずです。

第1図以下、▲4四歩△5二玉▲5四桂△7六歩▲7一飛と進めましたが、最強手と思って指した▲7一飛が最強に見えて、今ひとつだったかもしれません(疑問手ではないと思いますが)。戻って、▲4四歩がやや筋悪で、ここは▲5四歩と歩の攻めをするべきだったと思います。

進んで第2図。▲4二桂成が格好悪い手で、この手を指す時は勝負を決めるときなんですけれど、全然詰みません。読み筋は▲4二桂成△同銀▲4三歩成△同銀▲5三歩!の筋。しかし、当然ながらこんな手は指せないわけで、さらに百歩譲って最後の▲5三歩が打てたとしても、△6二玉で詰みませんね。結局第2図より無駄に桂馬2枚渡してしまったものだから、反動が厳しく混沌とした形成になってしまいました。

実はこの後も、またチャンスがあって、上手玉に詰みもあったのですが、全く見えてなかったりして散漫でした。その辺りはこの▲4二桂成のせいにしておきたいと思います。
posted by こういち at 00:18 | 自戦記

2010年02月09日

▲1七桂型の対策

トップページの更新情報の箇所、このブログの記事を自動的にリンク貼られるようにしてみました。ただ、日付が上手く取得されないみたいで、全部1月1日になっております。その内、なんとかしたいです。

せっかくなので、たまには定跡のことでも少し書いておきたいなと思います。今回は藤井システムチックな△9三桂型を紹介いたします。藤井システムは居玉、許されても▲4八玉型(後手なら△6二玉型)までだと僕の中では定義していますし、△9三桂とするのは定跡でもありません。しかし、やられると結構困るかと思います。一番受け間違いやすいと思われる第1図がその局面です。

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後手△1二香とした瞬間に▲1七桂としているのがちょっとした工夫。第1図より△1一玉で大丈夫そうですが、これは▲6五歩〜▲2五桂と進んで振り飛車も戦えます(形成は互角ですけど)。▲2五桂に△2二角でなんともなさそうに見えますが、角はあまり端の受けには役に立ちませんので、しばらく先手の猛攻が続きます(田楽刺しの筋があるため)。

戻って第1図。ここでは候補手がいくつもあって迷うはず。どれも形成を損ねる変化はほとんどありませんから、逆にたちが悪いです。この第1図の局面の最善手は△4五歩、次善手は△2四歩となります。普通の▲5六銀型先手藤井システムを思い出せば、△4五歩が正解手であることが導き出されますが、冷静に△4五歩を指せる人は少ないんじゃないかなと思います。

第1図より▲3三角成なら、△同桂▲7七角に△2一玉(=第2図)と各筋を避けて後手良し。1七の桂馬が完全に往生してしまっている格好で、いかにも苦しい感じです。


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もう一つの変化として、第1図△4五歩に▲2五桂と進み第3図。以下、△7七角成▲同桂△4六歩▲6六角△4四銀▲4五銀△5五歩として居飛車優勢となります。最後の△5五歩が受けの手筋で、いろんな戦法で出てきますね。「大駒は近づけて受けよ」的なやつです。

いずれにしても、▲1七桂型だと絶対▲2五桂としか使えませんから、普通の▲3七桂型と比べて攻め筋が乏しいわけです(▲4五桂と跳ねる狙いがないし、3筋の歩を突き捨てることもできない)。だから、こういう場合の居飛車側の心構えは、振り飛車の攻めを一つづつ潰していく気持ちが良いかと思います。
posted by こういち at 22:19 | 定跡研究

2010年02月07日

本買ってきた

毎回デジカメで取ったやつをフォトショップを使って少し見やすくしているのですが、先月パソコンを壊してしまいまして、そのソフトが使えない状況です。コントラストの調節するだけですが、他のソフトでそれをやると、画質はそんな良くならないですね。今日は将棋世界を久しぶりに買ってみました。

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購入した動機はイメージと読みの将棋観で角換わり棒銀が取り上げられていたからです。角換わりの中で、未だにやられて一番いやな戦法です。先週の順位戦では高橋九段の棒銀が見事に決まって完勝してましたし、ちょっと甘く見すぎなんじゃないかと、将棋世界の記事を読んで思ったわけです。

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後手もったとき、どちらも△1六歩の反撃で戦いたいんですけど、△6二銀〜△6三銀の駒組みは怖すぎます。自分が指したら、たいていどこかで受け間違えてボコボコにされるでしょう。▲7五桂の筋とか地味にきついと思うんですけど、意外にも否定されていますね。単なる銀取りだけで済むなら苦労しないんですけど、例えば▲8三香〜▲7五桂とか、どうやって凌ぐんでしょうか。

他の記事では金井四段の自戦記が良かったです。文面から真面目な性格がひしひしと伝わってきて感動しました。最近、遅刻による不戦敗が目につきますが、金井四段をぜひ模範にしてもらいたいものだと思いました。
posted by こういち at 19:31 | 将棋本

2010年02月05日

更新作業

<追記>
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自分が確認できる範囲で(IE8.0とFirefox3.0)、一通りレイアウトの崩れなども修正しました。古いブラウザでもちゃんと表示できているかは自信ないです。ブログの方も2月3日にちょっと移転みたいなことを行いまして、もしかするとブログの一部画像がリンク切れになって、表示されていないものがあるかもしれません。
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居飛車党宣言のページとレイアウトを一緒にしてみました。統一感があって良くなったと思います。しかし、IEだとページ横側の影が表示されていなかったり、なぜか横スクロールバーが表示されていたりして、完全にはうまくいきませんでした。もしかすると、古いブラウザだとレイアウトが崩れていたりするかもしれません。おいおい修正していきます。今日はもう頭が疲れたので、この辺りにしておきたいと思います。

それと、昨日作ったロゴに合わせてサイトのバナーも新しく作り直しました。サイズがサイズなだけに、将棋盤には見えにくくなっていますが、満足のいく仕上がりです。
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posted by こういち at 22:19 | その他

2010年02月04日

更新について

久しぶりに居飛車党宣言!のページの更新してみました。といっても「2009年完成予定」を「2011年完成予定」に書き換えたことと、ロゴを作り変えただけですが。以前までは適当に作った駒の絵でしたが、それだと普通なので駒台と盤の絵を新しく作ってみました。

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なんとなく違和感感じてましたが、駒台が逆でした。これだと左利き用になってしまいますね。でも、それはそれで味があると思うのでそのままにしておきます(面倒なだけですが)。それと、盤の足の部分がちょっとうまく作れなくて、少し適当になりました。

できればコンテンツの方を、もう少しなんとかしたいんですけれど、直さないといけない箇所が多すぎて、何も手につかない状況です。いずれにしても、しばくらはそのままです。また、このブログの更新は、もう以前のように頻繁に投稿していく気力はありませんので、居飛車党宣言のページとレイアウトを統一していく予定です。
posted by こういち at 22:39 | その他

2010年02月03日

一体何を錯覚したのか

昨日の順位戦は昇級争いのかかった重要な一戦だったので、中継を長い時間観戦していました。昨年も似たようなこと書きましたが、若くて”真面目”な棋士に上にいってもらいたいですから、金井四段を応援しておりました。勝てば昇級だったんですけれど、最後の最後でまさかの逆転負け。その一局を少しだけ書いておきます。

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最終番、△5六桂と先手玉に詰めろをかけた第1図。▲同歩と取ると2四の角が直通するので△6八角成から詰みます。つまり桂馬は取れず、そして後手玉に詰みはありませんから、攻防手がなければ後手勝ちの局面です。

第1図より▲3二馬は仕方ないところだと思いますが、△同玉が敗着。以下▲1二飛△2二金に▲3五香(第2図)が攻防手で、わかりすく先手勝ちの局面となりました。角道が止まったので、これで△5六同歩と手を戻すことができます。かといって第2図で△3五同角は▲2二飛成からの簡単な詰みですね。

後手が苦しい形勢だと思っていれば別ですが、第1図▲3二馬に対して、普通第1感は△5二玉の早逃げですよね。100人いれば98人がその思考になるはずです。持ち時間も10分あったような表示していましたし(実際は更新していないだけで1分将棋だったんだと思いますが)、▲3二馬に△同玉は悪手だと、わりと早く切り捨てられる手だったんじゃないかなと思うわけです。だから、どうしても腑に落ちない△3二同玉でした。



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棋譜に何を見誤ったのか書かれていませんでしたので、第1図▲3二馬に対して△5二玉だと何を気にしたのかなと自分なりに考えてみました。

△5二玉に対して、迫るなら▲4二金(=参考1図)は必然で、ひるんで△6一玉は▲8一飛から要の8五の桂馬を外されて先手勝ちそう。なので、▲4二金に△同金の一手ですが、以下▲同馬△同角▲5六歩(=参考2図)と進み、後手玉に詰めろがかかっていませんから、これは明らかに後手勝ちの局面です。以下わかりやすく△7七金と詰めろをかけて後手の勝ち。

決して手の広い局面でもないですし、この辺りプロならすぐ読めるはずだと思います。だから、何を錯覚したのかというと参考1図▲4二金△同馬に▲同角というのが、すっぽり頭の中から消えてしまったのではないかなと推察しました。2四の角は先手玉を睨んでいる角で、そのラインでしか使えないものだと思い込んでしまったのでしょう。ちなみに▲4二金△同馬に▲同玉は相当危険で、何か先手に攻防手がありそうです。

金井四段、最終局を勝てばまだ自力昇級ですが、この1局を絶対引きずるでしょうし難しそうですね。哲学的に表現するなら、自分との戦いになりそうです。
posted by こういち at 23:51 | 終盤の手筋