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2010年04月30日

少し雰囲気変えてみました

雰囲気少し変わってると思いますが、GW用に上部の画像を変えてみました。鯉のぼりの画像作るの結構大変でした。かなり縮小するので目立ちませんけれど、もう少し吹流し上手く作りたかったですね。とりあえず、5月5日くらいまで、この絵にしておきたいと思います。

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4月1日にも同じようなことやったのですが、こういう無駄なところに力を注ぐのは結構好きです。ついでにメニューの色も微妙に変えております。自分の中では将棋盤の色に近づけているつもりですが、色覚が弱いのでもしかしたら全然違うイメージになっているかもしれないです。

ブログの方は来月から1週間くらい更新しないと思いますので、そこでモチベーション切れてしまったらまたぷっつりいくかもしれません。
posted by こういち at 20:21 | その他

2010年04月27日

穴熊にする将棋

先手をもったときの対ゴキゲン中飛車対策に結構悩んでいて、最近流行の▲3七銀▲4六銀とあがっていく指し方は、左右対称の形があまり好きじゃなくて指せないですし、未だに丸山ワクチン指してるのもまた古いやつだと思われそうだしで、悩んでいます。

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先週放送のNHK杯の将棋ですけれど、最近良く見る穴熊にするゴキゲン対策。この指し方は後手番だから指せる将棋で、ちょっと先手番でやるのは気がひけますね。イメージとして、振り飛車側に好き放題されて終わりそうだから、怖くて指せないです。

第1図は△8八歩と垂らして後手から打開を試みた局面。あまりこの手で居飛車がよくなるという将棋を見たことなかったですから、既に先手大優勢だろうなと思って見ていました。しかし、第2図まで進んでみると△7八飛が地味に厳しく、この局面では後手優勢となっています。図より▲4八金寄と受けなければいけないところですが、それには△7六飛成とされて、銀取りと桂取りになり駄目です。色々と検討してみましたが、どうも飛車浮くのが早かったみたいで、浮くならもう少し左の金を動かしてからやるべきだった感じがします。

端歩の付き合いは、振り飛車に利がありますし、居飛車側にとって右の桂馬(8一の桂馬)使えないのは面白くないです。後手番だからできる戦法だなと、昨日の将棋を見て改めて思いました。
posted by こういち at 23:59 | 定跡研究

駒落ちの本

いつも行ってる書店でどの本が売れているのかなとチェックしていたら、いつも目にしていた分厚くて真っ赤な本がなくなっていることに気が付きました。

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この本が無くなってしまうと、これで本屋で今手に入る駒落ちの本は、ほとんど無いような気がします。正直高橋九段の駒落ち新定跡は、前にも書きましたけど良い思い出がないので、お勧めしません。先崎八段の最強の駒落ちも、とっくに絶版になっていますし、駒落ちを始めようと思っている人は、一体どうすれば良いのかなと考えてしまいます。とはいっても定跡通り指している人なんて少ないですから、あまり影響ないのかな。

たぶん将棋の本は100冊超えているとは思うんですけれど、その中で一番読み込んでいる本なだけに、消えてしまうのは悲しいですね。本自体が好きなので、カバーつけて読んでいますが、それでもかなりくたびれてきています。
posted by こういち at 23:19 | 将棋本

2010年04月24日

昨日買った本で

今月の注目の新刊本は羽生名人の本ではなく、この寄せの本で間違いないと思います。話題の本なだけあって結構売れてるみたいです。しかし、こんな難しい本、よくみんな解けるなと思うと、自分の中で焦りが出てきます。

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構成とか色々と、以前に解いた『寄せが見える本』と似ていますね。今、手元にその本がないので比較できませんけれど、知ってる問題がいくつかあって記憶だけで解けた問題がいくつかありました。違いは問題数と難しさでしょうか。中身は、各章ごとに寄せるテーマが決まっており、それが解くためのヒントにもなっていて、難しさもこの間やった将棋世界付録の1手必死の問題より解きやすい感じです。以前は、24で初段になりたいという明確な目標がありましたから、歯を食いしばってやりましたけど、特に目標もなくなってしまった今では、すぐにでもダンボールに入れて封印したくてたまりません。

45問目が難しすぎて、もう投げたくなっている状況です。その前の復習問題の32問目が1時間考えても解けなくて、答えみてしまいました。初手飛車成か銀成かの2つのケースを想定して、以下桂馬打ちの受けまでじっくり考えましたが、とどめの手が全く見えませんでした。それにしても、「復習問題」という文字を見て、急に『寄せが見える本』をやっていたときに味わったトラウマが蘇ってきました。

定跡書読むのは全然苦痛ではないのに、なぜ詰め将棋とかアサクサパズルとか、こういった手筋本とかに拒否反応が出てしまうのか、自分でもよくわからないですね。クロスワードパズルはどちらかというと好きなんですけれど。
posted by こういち at 23:33 | 将棋本

2010年04月23日

今月の新刊本

今月はなぜか欲しい将棋の本が集中してしまい、すごい出費になってしまいました。多分、一般的な全国の書店だと発売されるのは明日以降からだと思います。いつも行っているところには何も置いてなくて(そこも結構大きいところなのですが)、大きなジュンク堂に足を運び買ってきました。

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寄せの手筋200が棚探してもなくて、店員さんに聞いてみたら持ってきてくれました。ジュンク堂の検索では引っかからなかったので、まだ並べられていない可能性が高いです。でも明日には並べられているでしょうね。ブログやっていなかったら、羽生名人表紙の本は買わなかったですけど、なにかよくわからない意地みたいなものが沸いてきて、つい手にとってしまいました。ちょっと写真では目立たないですが、寄せの手筋200の後ろにあるやつが、佐藤康光の石田流破りです。まだ全然読んでいませんし、他に読みたい本が何冊もあるので後回しになりそうです。また読み終えたら、簡単な感想を改めて書きたいと思います。


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それと、本の話題とは関係ないんですけれど、今ジュンク堂で1万円分の本を買うと500円の図書カード、5000円分でジュンク堂のロゴが小さく入った手提げ袋がもらえます(その景品がもらえるのは5月8日から)。この前もやっていて、手提げ袋が欲しくて無理やり、引き角戦法の本買ったわけですが、全く読みませんでしたね。手提げ袋はそこら辺りのお店で1000円くらいで売っている安っぽいものですが、結構気に入って自分は使っていたりします。今日全部で7000円くらい使ったので、また予備として手提げ袋もらいたいと思います。
posted by こういち at 20:28 | 将棋本

2010年04月21日

今日行われてたタイトル戦の感想

昨日今日と行われていたタイトル戦の将棋と簡単に書いておきたいと思います。戦型は1戦目に続いて横歩取りの将棋。今後の定跡になるような内容ですし、しっかり棋譜は覚えておきたいと思います。

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第1図は山崎流の最近注目の定跡型。ところで、最近はもう山崎流の前に「新」を入れなくなりましたね。古い方の角交換型山崎流は旧山崎流と言っておく方が良さそうです。新・〜〜って口に出して言うの恥ずかしいですし。

第1図は▲2三歩のたたきに△同金と取ったところ。最近よく見る△3三銀は、羽生名人がその変化に誘導しているのだから、それなりにやれると見越していたのだと思われます。この第1図、正直先手よくする順よくわからないんですけれど、羽生名人が指したことで自信になりました。△2三同金は▲2四歩の叩きを△同角と取らないといけないのは多少不満ですが、△3三同銀と比べればこちらの方が自然ですね。

そして進んで封じ手の第2図。△3八歩成を受けず▲5三桂成と踏み込んだところ。△同銀は▲2二角成があるので取れません。ここは三浦八段の研究の範囲外になっていると思います。先手の左の桂が働くのはとても大きいことですけれど、その代償に金と銀がタダで取られてしまうので、形勢は難解。


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数手進み第3図。6二の成桂を強く△同金と取った局面。あまり詳しく書けませんけれど、どうも棋譜のコメント読んでると、この手で形勢が傾いた感じがします。この手に変えて△4二金が有力で以下▲5一銀に△5三金と交わす形でどうだったかです。でも、やっぱり6五の桂馬がここまで働いてくれれば、先手負ける気しませんけれど。

そして第4図の▲5三歩と直接打った手が好手で、以下△同玉に▲4六銀が厳しく先手優勢となりました。ただ、手抜いて△8五歩の変化がわからなくて、以下▲同歩成△同玉に▲8五龍くらいでしょうか。いずれにしても、第3図で駄目になったということにしておいて、まだ未知な変化は多いですから、第1図の△2三同金という応手もまた増えてきそうな感じがします。
posted by こういち at 22:22 | 定跡研究

2010年04月18日

今日の名人戦面白かった

今日子供名人戦の放送されてましたけど、いろんな意味で面白かったです。優勝した山川君という子は、受け答えもしっかりしているしハキハキ喋るし、きっと親のしつけが行き届いているんだろうなと思いながら見てました。

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印象に残った将棋だと、決勝の千日手局のやつですね。第1図は△5七桂の両取りを受けるために、6九にいた飛車を▲6八飛と浮いたところ。ここで実戦は△5七銀でしたが、竜王指摘の△5九歩成が軽い手で好手でした。以下▲同金の一手に△5七角(=第2図)で後手優勢か勝勢に近い思います。

それは良いんですけれど、こういう手って教えられれば良い手だなというのは、わりとすぐわかりますが、実戦で一体どうすればひらめくのかなと、いつも考えるわけです。考え方としては、▲5八飛と寄られさせしなければ良いので、△5九歩成〜△5七角の3手1組の手は、理屈的にはさほど難しくないはずです。なのに、この手が候補手に挙がる自信が全くありません。きっとこういうのって感覚的なものが大切なんでしょうけれど、それを磨くためには一体どうすれば良いのか、考え込んでしまいます。


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あと、途中から見たので最初の対局見ていないのですが女の子も出場していたみたいです。最後の表彰式で、無理やり喋らされて可愛そうだなと思ってみてました(笑ってしまいましたけど)。きっとしばらくは大人に対して心を開かなくなってしまうでしょうね。トロフィーを盾に、顔を隠してる姿が一番印象に残りました。
posted by こういち at 23:32 | 終盤の手筋

2010年04月17日

8五飛戦法の悩み

とくに書くことないので、最近勉強している横歩取りの定跡について簡単に書いておきます。少し前にも書きましたけど、山崎流みたいなやつについてです。これが増えると、最近僕らの将棋でも全く指してくる人がいなくなった▲9六角的な強襲まで相乗して増えてきそうなので、すっかり忘れてしまった定跡をまた覚えなおす必要が出てくるから困ります(▲9六角対策とは2008年8月9日に投稿した感じのやつです)。

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名人戦では▲3八金上がってない型の最初からひねり飛車狙いの形でしたけど、こちらは広く一般的に指されている定跡型。先手の狙いはわかりやすく、角交換して飛車を標的に2筋3筋に歩を叩いてそこから突破を図るという感じです。これ何が厄介かというと、先手はそんなに定跡覚えなくて指せてしまうのが理不尽なところです。たとえその攻め筋が上手くいきそうになかったとしても、その時はひねり飛車に移行すれば良いですから、比較的気楽に指せます。

それで、第1図のところで定跡はいくつかあるんですけれど、最近プロの将棋だと△8四飛が多いのかなという印象があります。最善手がどうのこうのという局面ではまだありませんから、どの手を指そうが一局の将棋には変わりないんですけれど、この時点で数手先の指し方を決めておいた方が良いですね。こんなところで考えているようでは、中盤辺りにミスって不利になってしまうというのが、よくあるパターンです。とくにこの戦型は見た感じからもお分かりいただける通り、歩の効く場所も多く一発の入りやすい形です。

それで第1図で△8四飛と引いたら、さすがに先手は▲8七歩と受けると思います。僕たちの将棋では、後手をもって一番警戒しなければいけないのは、角交換型山崎流であることは間違いないです。なので、この段階で△8四飛と引き上げたならさすがに、その戦法は諦めてくれるでしょう(まだやろうと思えばできますが)。以下△8四飛▲8七歩にここで後手の分岐点ですが、東大本本筋とされている△6二銀は、ちょっと面白くないので、△2四飛(=第2図)と揺さぶりをかけたいところ。△6二銀は何が面白くないかというと、これだと普通の8四飛型の戦型になってしまいますから、こう進むなら先手も趣向をこらしたかいがあったというものです。

そうすると、これからの8五飛戦法はひねり飛車対策に重きを置いてやっていくのが主流になるんじゃないかなと思ったりします。高橋九段の本に後手の勝率載っていますが、極端に低いですしね。
posted by こういち at 21:46 | 定跡研究

2010年04月15日

横歩取りの本

そろそろ横歩取りの新しい定跡書が出ないかなと思ってた時期に発売された高橋九段の『最新の横歩取り8五飛戦法』。自分にはぴったりの本でしたが、横歩取りを始めてみようと思っている人にはちょっとお勧めできないかなと思ったりするわけです。どんな戦法にしても、指しこなすようになるためには、定跡を覚えて指し手の方針を持てるようになることが大切ですから、理屈的な部分は切り離せません。1冊にすべての戦型を網羅しているため仕方ないことですが、一つ一つの変化が物足りないです。

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そういう意味で、横歩取りの本の中で最強なのは、本家中座七段の『横歩取り8五飛戦法』だと思います。定跡書の中でもかなりの名著です(僕の中では)。定跡が古いから使えないという声も聞きますが、「近道は遠回り、急ぐほどに足を取られる」と某CMでも語られていますし、古い定跡はなおざりに出来ません。例えば、2日前に書いた▲6八玉型松尾流の△5五飛を普通に▲同角(疑問手)と取られても、それを良くするのは実際問題大変なんですよね。

それで、なぜ唐突に横歩取りの本について書いたかと言いますと、この本もついに本屋から消えかかっているようです。ネット書店で在庫あるところないか探してみましたが、見つかりませんでした。古本ならありそうですが、それにしてもこういった本が、次第に本屋から消えていくのかなと思うと残念です。この本に変わる充実した内容の定跡書が、新しく出てくれると嬉しいですけれど。
posted by こういち at 23:15 | 将棋本

些細なブログに関するお知らせ

当ブログに少し書いたのですが、今年の2月上旬にちょっとブログの移転みたいなことをやっています(アカウントを消して、また同じアカウントを取る力技)。その影響で、トップページのURLhttp://koichi.sblo.jp/は以前のと一緒なんですけれど、なぜか個別リンクのURLが変わってしまったようです。最近になって、そのことに気が付きました。なぜそんなことやったかというと、ブログの画像をアップしてる場所を変えたかったからです。一時期、古い記事の画像が表示されていなかったことあったのですが、現在は問題なく表示されていると思います。

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posted by こういち at 22:29 | その他

2010年04月13日

横歩取り▲6八玉型、松尾流の変化

今日は横歩取り(▲6八玉型)の気になる変化を書いておきます。あまり指す機会ないので、すぐ忘れてしまうんですけれど、なぜか定跡から外れにくい戦法なので、定跡覚えている分だけ、ちゃんと見返りがあります。第1図は終盤入り口当たりで定跡の局面です。

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正直なところ、手順に▲4五桂と飛ばせて後手良いはずがないと思っているのですが、定跡だから仕方ありません。心の中で、この局面にならないでと祈りながら後手をもって指しています。精神的負担が大きく、とてもハードな戦法です。

定跡通り進んだ第1図の▲3五歩は、次善手的扱いですが、東大ブックスではこちらが最善手で、後手不利の展開となります(最善は▲2三歩)。第1図以下、△5五馬▲3四桂と進み第2図。▲3五歩は、その▲3四桂を打つための布石で、狙いは単純なんですが、意外と含みも大きいです。対して△5五馬しかないところで、東大本の結論を覆すなら、ここしかないと思って必死に他の手を考えてみましたが、これ以上の手は無さそうです(つまり後手も戦える局面にしたいという意味です)。


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第2図以下、△2三歩▲4二歩△5二玉▲2四歩と進み第3図。△2三歩と受けるのは仕方のないところ。△2三銀と交わして受けるのは、この定跡おなじみ飛車切りの強手で後手負けです。それにしても、飛車切られて一瞬で駄目になってしまう変化が多いです。こうなってしまうのも、やはり▲4五桂と手順に飛ばせてしまったところに影響があると思われます。この第3図までが東大ブックスP.46のところになります。先手の完璧な手順で既に後手潰れに近いですが、さすがにここまで指せる人は、しっかりこの本を読んでいる人に限られますので、多少楽観した気持ちでは指しています。

もう少し進めると第3図より素直に△2四同歩と応じるのは、わかりやすく後手苦しいので、開き直って△4五馬としますが、以下▲2三歩成△同銀▲同飛成!△同金▲4一銀と進み後手玉受けなしで後手投了となります。
posted by こういち at 22:53 | 定跡研究

2010年04月11日

将棋の漫画買ってみました

ちょうど駅構内の本屋に平積みにされていたので買ってみました。ついでに去年本屋大賞だった『告白』もなぜか文庫化されていたので一緒に購入。今月はかなり積読本が増えそうです。

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漫画にしては心理描写が多いですね。この4巻から読みはじめたので話の内容がつかめないところありましたがとても面白かったです。島田さんという人はプロになれなかったと書かれているのに、なぜタイトル戦を戦っていたのかが一番の謎でした。瀬川四段的なポジションなんでしょうか。

それにしても、もう少しトップページに載せてある絵を漫画っぽく見せたいのですが、背景をしっかり書きこまないと漫画のように見えないというのがよくわかりました。影の部分にトーンを使うのも積極的に貼った方が良さそうです。次のページでは、もう少し時間かけて描いてみたいと思います。
posted by こういち at 22:55 | その他

2010年04月10日

昨日の序盤の駒組みまとめ

とりあえず、昨日の▲3八金と上がっていない型ひねり飛車含みの将棋は横歩取りの新しい定跡になりそうなので、ある程度自分でも指せるようにしておきたいです。僕は先手でこの指し方は絶対やりませんので、後手の立場的なものでまとめておきたいと思います。まず、中原囲いが完成したところが第1図。

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もし自分がこの局面に遭遇したら△5一金はなかなか指せない手で、第1図の△5一金のところで、多分△7二金と指してしまうと思います。先手はひねり飛車が目に見えてますから、中原囲いは諦めて中住まいに構え直す感じ。しかし、これだと消極的なのかもしれないですね(歩損はあまり関係ないとは思いますが)。第2図のように△9四歩〜△9三桂で受けられることを知っていれば、第1図△5一金と自信をもって自分も指せそうです。

第2図で気になる▲8六歩△同桂▲8六飛の変化は、以下△7七桂成▲8四飛△7八成桂で後手良し。なので、これは気にしなくて大丈夫。第2図以下▲7四歩△同歩▲7二歩△8一飛と進み第3図。


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図のところでは△8三飛も有力。2月の王位リーグの△4四角は疑問だったみたいですが、何が悪かったのかは謎。適当に変化を考えてみると、△4四角以下▲5六飛△2六歩▲7一歩成△同銀▲7三角△8一飛みたいな進行でしょうか。歩成りは響きも薄いし受けるのも効かされなので、手抜いて勝負ですが、これなら先手勝てそうです。

△8三飛との比較は、△8一飛で問題ないのであれば、こちらが自然ですし本筋でしょう。そして、第3図より▲9六歩△7五歩と進み第4図。一応ここまでを定跡として考えておきたいところですが、とはいっても先手は次の一手ほぼ▲7一歩成の一手ですね。第4図の局面で、先手何か動かないと△3六歩〜△5四角の攻めがあるので、そうなると後手もって悪い気がしません。それで、動くなら▲9五歩からの桂頭を攻める手もありますが、こちらも同じ手順で攻めて、後手互角以上の戦いはできそうです。

なので▲7一歩成△同飛▲8二角は最善だと思われます。ここで実戦の△8一飛か△7四飛の2択。△7四飛の変化も複雑だし、また実戦で現れたら考えてみたいと思います。

(図までの棋譜)
▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲3四飛 △3三角 ▲3六飛 △2二銀 ▲5八玉 △4一玉 ▲8七歩 △8五飛 ▲2六飛 △6二銀 ▲3三角成 △同 桂 ▲7七桂 △8四飛 ▲7五歩 △5一金(第1図) ▲6八銀 △9四歩 ▲8六歩 △9三桂(第2図) ▲7四歩 △同 歩 ▲7二歩 △8一飛(第3図) ▲9六歩 △7五歩(第4図) ▲7一歩成 △同 飛 ▲8二角
(1)△8一飛=先手ペース
(2)△7四飛=形勢不明
posted by こういち at 07:30 | 定跡研究

2010年04月09日

今月買いたい本

野球の試合が早く終わったので、8:50から10分間放送された名人戦中継を何気なく見ていたのですが、その時間枠で投了の場面が映し出されていました。てっきり録画放送なのかと思いましたけど、生放送だったみたいですね。

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今日は話題の将棋の漫画が発売される日だったみたいで、竜王のブログにも書いてたので、漫画の研究に買ってみようかなと思ったんですけど、今月は既に何冊も本買ってしまっているし、今月末にも買わないといけない本が2冊発売されるので止めました。2冊というのは佐藤九段の石田流破りの本と、浅川から発売される寄せの手筋200です。去年は欲しい本が無いと嘆いていましたが、今年は買いたい本が何冊もあって、逆に困りますね。

三浦八段優勢的な棋譜コメントが続いたので、勝ちだと思ってたのですが、まさか負けてるなんて思いもしませんでした。個人的には59手目▲5五銀が見えていたのかが一番気になります。
posted by こういち at 23:43 | その他

2010年04月07日

昨日の続き

昨日の続きみたいなものですが、本読んでいなかったときの自分の考え的なものでも書いてみたいと思います。第1図のところが一手損対腰掛け銀で一つのポイントの局面で、東大本だとP145のところ、青野本ですとP.15のところになります。

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第1図、定跡は▲8六銀に△7三角が最強の一手ですが、田舎臭く指すなら△8五桂を手抜いて▲7三角ですね。▲7三角以降ノータイムで指し続ければ、心理面で優勢に立てるので先手の勝率5割はいくはずです。とはいっても第1図▲7三角以下、△8一飛▲6四角成△7七銀成▲同桂△6三金▲9七馬△3六銀(=参考図)と正確に指されると、もう先手勝ち目なし。ごまかし様もなく、先手必敗に近いです。定跡もそうですが、3七の桂馬が負担にさせられると先手苦しくなってしまいますね。


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戻って第1図以下、▲8六銀△7三角と定跡通りの進行で第2図。ここで▲2七飛と浮いて、あらかじめ桂馬に紐をつけるのが都会的な指し方で、難しい戦いになります。以下、手順は省略しますが、実戦例通り進むと第3図のように△3六銀と打たれて先手敗勢の図式です。

ただ、この第2図〜第3図までの進行は手が広いですから、なんとかできそうなんですよね。定跡にとらわれず指すなら第2図▲2七飛以下、△6五歩に▲7五歩とついて勝負するのも、あると思います(この変化も東大本に載っていてすごいなと思いました)。とりあえず、こういうのはあくまで一つの変化にすぎなくて、定跡をベースにあれこれ自分なりの発想で手を考えていくのも、定跡書を読む一つの楽しみかたなんじゃないかなと思うわけです。
posted by こういち at 23:59 | 定跡研究

2010年04月06日

先々月に買った本の感想

今更なんですけど2月26日に買った、一手損角換わり腰掛け銀の本をようやく読み終えましたので、簡単に感想を書きたいと思います。先手なら▲4五歩、後手なら△6五歩と位を取って指す将棋はありませんが、よく出てくる▲4五歩からの仕掛けが充実していて満足のいく内容でした。

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意外と先手もやれるんだなというのが読み終えてからの第一印象で、対一手損のとき僕は早繰り銀をメインに指すようになりましたが、これなら腰掛け銀でも十分勝負になると感じました。対一手損に対して、腰掛ける将棋はかなり減っているのが現状ですけれど、早繰り銀や棒銀も有力と胸を張って言えるほどでもありませんし、また見られるようになるかもしれないなと思いました。とはいっても、後手一手損した8四歩型のメリットが、一番発揮される戦型であるということも同時に痛感しました。結局普通の角換わりと比べて△8五桂飛べるだけの違いなんですけど、それだけなのに後手の攻め筋はすごい増えますね。


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第1図と第2図が最大のテーマとなる局面ですが、どちらも有名な定跡でタイトル戦などで現れていますから今でも印象に残っています。僕が先手をもって第1図になったら、絶対▲4五歩と仕掛けるんですけれど、一応第2図のテーマに移行させることもできます。この定跡、あとで△8五桂飛ばれて△7三角と打たれるのが後手最強の反撃と思っていましたが、この本では意外にも形勢は難解という形で結論付けられていますね。他の古い定跡の変化で先手苦しいと締めくくられていますけど、そこは工夫次第でなんとかなりそうです。僕は後手もつことはありませんけれど、だから第2図の局面に持ち込みたいなら、△7三桂は後回しにして先に△4三金〜△2二玉とした方が勝るはずです(先手に余計な変化を与えない意味)。

最後に、新・東大将棋ブックスになってからだと思いますが、全ページ左上に、そのページの内容は第何章第何節なのか書かれているようになっています(古いのは見出しだけ)。これあると調べたい定跡を見つけるのに少し楽なので、より辞書的に使いやすくなっています。東大将棋ブックスは私情を挟まず、定跡を淡々と解説していますから、実用的でとても自分好みです。これからも様々な居飛車の本を出してほしいなと思います。

7手詰ミニハンドブックも一緒に載せているのは、今月号の将棋世界付録の必至問題のやつがあまりにも不出来でショックだったためです。2日前から今まで買ってきた詰め将棋本を色々と引っ張り出してきて、解いています。
posted by こういち at 22:05 | 将棋本

2010年04月04日

昨日の買った本の感想続き

今日から講座とNHK杯が新しくなったので忘れず見たのですが、うとうとしていたせいかほとんど印象に残っていません。それに伴ってなのか、NHKの囲碁・将棋番組のホームページもリニューアルしていて、今週出題された詰将棋の問題や、NHK杯の棋譜も見られるようになっていますね。結構4月1日にリニューアルしているサイトは他にも多いようで、そんなの見ていたら自分のページも作り直したくなってきました。

それはおいといて、昨日買った将棋雑誌のイメージと読みの将棋観で気になった記事について書いておきます。自分のページにも載せてある課題の局面のやつです。第1図が問題の局面。

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24でも時々見る将棋です。図より▲2一飛成△8八龍▲同金△同角成▲8二歩と進み第2図。僕のページでは図の▲8二歩に対して、△2二馬があるから先手大変だと書いていますが、谷川九段と渡辺竜王がこの手を推奨しています。とはいっても、24で横歩取り指す人はこの変化ほとんどの人が知っていて、▲7七角と進むことが多いはずです。

第2図以下、△2二馬▲同龍△同銀▲8一歩成△8八飛▲7七角と進み第3図。途中の△8八飛が△6九金〜△6八銀以下の詰めろになっています。この詰み筋に気がつかず2回くらい負けた経験あります。ということで、最後の▲7七角はその詰み筋を消しつつ、2二の銀取りに当てた攻防手になっています。


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第3図より△8九飛成▲6九桂△7八金▲2二角成△6九龍▲4八玉と進み第4図。これで先手勝ちというのが渡辺竜王の結論になっています。第2図〜第4図までは、ほとんど変化の余地がなくて、たしかに第4図まで進んでみると先手必勝なのは間違いなさそうです。8一のと金が無くなって、それでようやく後手も良い勝負ができるといった感じがします。後手に勝つ順があるとすれば、7八の金を使わないことには話になりませんが、第4図より△6八金では、攻めとしてぬるすぎます。

ということで、これは先手の明快な勝ち方だなと、思いました。ここまでの順が一瞬で見えるんですから、渡辺竜王はすごいですね。
posted by こういち at 19:45 | 定跡研究

2010年04月03日

将棋雑誌買ってきました

とくにこれといって読みたい記事も無かったのですが、勢いで今日発売の将棋雑誌を買ってしまいました。

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目立つところでは、順位戦が終わったので、それについて大きく取り上げられていました。

最近、詰め将棋もあまりやっていませんでしたので、付録についてた一手必至問題を一通り挑戦してみました。正解率はひどい有様で50%も無かったと思います。難しいし、しばらくは詰め将棋とかそういう類のものから遠ざかりたいです。今頭が痛くて、無理してやるんじゃなかったと後悔しています。少し具体的な感想だと、29問目みたいな問題は特に苦手で、詰め将棋でもよく出てくる形の討ち取り方なのだから、もう少し克服したいです。やっぱり手順を読んで正解を見つけるのではなくて、映像的なものでパッと正解が見えるようにしなければ駄目ですね。そうしないと応用も利きませんし。将棋タウンにはすごく簡単的なこと書いてましたけど、本当なんでしょうか。こういうの読むと本当に自信喪失してしまうので、見なければ良かったです。

王将戦は結構深く自分なりに検討もしていたので棋譜並べしながら読みました。7手目▲5八金右とする超急戦の変化は、古い定跡しか勉強していないので、ある時から全く指さなくなったのですが、少し勉強してやってみたいなと思うようになりました。やはり、僕は詰め将棋などの問題をやるよりも、こういった棋譜を並べたりする方が合っているようです。
posted by こういち at 22:04 | 将棋本

2010年04月02日

升田式石田流とは

明日には『将棋世界』の今月号が発売されるというのに、今日になって先月号を買ってきました。というのも早石田のこと考えてたら、久保棋王(今は二冠ですが)のさばきのエッセンスを急に読みたくなってしまったためです。

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僕の場合、後手番では初手必ず△8四歩ですので、あまり石田流と戦うことはありません。そもそも昨日まで、何が升田式石田流なのかということさえハッキリ理解していませんでした。「升田式石田流とは」で検索かけても、升田幸三が指したのが升田式だという説明ばかりで、だから具体的にどういう指し方なんだという疑問ばかり募りました。「角道を止めない石田流のこと」と、升田式石田流の説明をするなら、これを最初に書くべきだと思います。『三間飛車のひとくちメモ』というサイトを見つけてようやく理解できました。

それにしても、居飛車党の人で初手△8四歩ではなく、△3四歩と指す人も多いですが、そのメリットは何なんだろうという疑問もわいてきました(ゴキゲンをやりにくくさせることができるのがメリットかな)。改めてこういうこと考えていると混乱してきますね。

本の中身は、全体的に定跡の勉強になる内容が多く、買っておいて良かったです。目についたところでは勝又六段のゴキゲン中飛車の講座は、全盛ですし参考になりました。しかし、僕は勝又六段の文章がどうも苦手なようで、なかなか頭に入ってこないです。稲川淳二の話が全く怖く感じないのと同じ原理でしょうか。豊島五段のリレーエッセイは、なぜか殺人事件が起こりそうな感じだったので、少し笑ってしまいました。東野圭吾の影響な気がします。文章は将棋に対して真面目に取り組んでいる感じが伝わってきて好感もてました。あまり書くと長くなってしまうので、この辺りで終わります。
posted by こういち at 23:06 | 将棋本