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2010年07月07日

角換わりやりたくない

今は2:8くらいの割合で角換わりを多く指しているんですけれど、角換わりの場合は定跡通り進まないでほしいと心の中で思いながら指しています。一人で定跡を覚えるのは限界あるし、横歩取りか角換わりかどちらか一方を切り捨てるべきだと思うのですが、やっぱり横歩取りを指せるというのは居飛車党にとってステータスだし、捨てるとすれば角換わりになりますね。

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図は僕の実戦からですが、戦型は角換わり腰掛け銀の▲2六飛型。2六飛対策の△3五銀と咎めにいく指し方を選択しましたが、第1図の▲4四角にびびってしまって、ここから良いことなく終わってしまいました。ほとんどノータイムで打たれたものだから、この定跡知っているんだと、その時は思ってしまいましたが、局後冷静に見てみたら定跡知らなくても普通に打てる手ですね。

第1図から△1四香と交わしたものの、▲1一角成が地味にうるさかったです。進んだ第2図で、△1七香成が敗着で普通に銀取られて何もすることなく終わってしまいました。こういう風に一方的に負けることもあるから、角換わりはあまりやりたくないんですよね。第2図は△2五銀と桂馬を取って▲同飛に△3六角と打てばまだ粘れたでしょうけれど、後手悪いことには変わりなさそうです。

そもそも後手が勝つためには王様を右側(←後手視点)に逃げないと△6三銀と引いた意味もないですね。下手に反撃なんかしたら、自分の首を絞めるだけですし、もしまた第1図の局面になったとしたら△2二金として頑張ってみようと思います。
posted by こういち at 23:59 | 自戦記

2010年05月29日

ひねり飛車にしてこなかったとき

昨日の続きみたいな感じですけど、だから東大本に書いてある通り、全く仕掛けるところが無くなってしまうと後手は作戦負けに陥りやすいので、それは避けなければなりません。横歩取られて1歩損もしてますし。

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第1図の定跡型から、普通に▲7五歩なら、7四に争点ができるので、これはとりあえず後手としては安心です。ちょっと欲張ってこられるなら▲2七銀ですが、角交換して△4五角の手が見えるので先手も勇気がいるところ。実際△4五角と打って後手良くなるとはとても思えませんけれど。

僕の実戦だと、図以下▲3三角成△同桂▲8三角(=第2図)と馬を作りにこられたことがあります。ここで動かないといけないので、そのときは△2七歩〜△4五角なんてやってしまいましたが、いかにも自滅でした。といっても、30秒で冷静に対応するなんて僕には無理です。やはり横歩取りは事前の対策なしに指すのは、勇気がいるということを教えられました。


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ということで第2図では、2七に直接打つのではなく、やんわり△2六歩(=第3図)と打って、次に△2七角を狙うのが良さそうです。第3図以下▲5六角成△2七角▲2六飛△同飛▲2七銀△5六飛▲同歩△4五桂と進んだ第4図の局面は、さすがに後手良いはず。

途中▲2七銀のところで△2七同飛成は、▲同金△3九飛に▲4六歩となって、後手の攻めが切れます。2枚の攻めのときは結構あるので、気をつけないといけません。
posted by こういち at 23:13 | 自戦記

2010年02月20日

4五角戦法少しだけ修正しました

ちょっとだけ居飛車党宣言のページの4五角戦法の一部、修正と書き加えたりしてます。あと、4四角戦法としていた戦法の名前を『イメージと読みの将棋観』にならって3八歩戦法に変更しました。

これだけでは味気ないので、今週駒村に復帰したのですが、そのとき指した僕の負けた将棋を載せておきます。角落ちの下手です。

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第1図は終盤戦。勝ちを意識していて、どう寄せるかだったのですが、ここから負けました。下手玉はかなり安泰で、△7六歩とされても△7七金などの放り込む手は、▲9八玉で攻め駒がさらに増えますから、相当条件良かったはずです。

第1図以下、▲4四歩△5二玉▲5四桂△7六歩▲7一飛と進めましたが、最強手と思って指した▲7一飛が最強に見えて、今ひとつだったかもしれません(疑問手ではないと思いますが)。戻って、▲4四歩がやや筋悪で、ここは▲5四歩と歩の攻めをするべきだったと思います。

進んで第2図。▲4二桂成が格好悪い手で、この手を指す時は勝負を決めるときなんですけれど、全然詰みません。読み筋は▲4二桂成△同銀▲4三歩成△同銀▲5三歩!の筋。しかし、当然ながらこんな手は指せないわけで、さらに百歩譲って最後の▲5三歩が打てたとしても、△6二玉で詰みませんね。結局第2図より無駄に桂馬2枚渡してしまったものだから、反動が厳しく混沌とした形成になってしまいました。

実はこの後も、またチャンスがあって、上手玉に詰みもあったのですが、全く見えてなかったりして散漫でした。その辺りはこの▲4二桂成のせいにしておきたいと思います。
posted by こういち at 00:18 | 自戦記

2009年02月28日

4年前の将棋から

昨日、棋譜再生のやつを編集しやすいように少しだけhtmlファイルを変えてみました。テストついでにリンク貼っておきます。棋譜は4年前の僕の自戦譜です。結構お気に入りだったりします。

http://www.koichi.jp/shogi/kifu/files/090208.php
posted by こういち at 23:54 | Comment(4) | TrackBack(0) | 自戦記

2009年02月02日

相横歩は難しい

第1図は相横歩の一つの定跡となっている局面。僕自身、3回か4回ほど同じ局面を先手を持って経験していますが、ここから一度も正解手を指せた事がないです。つい最近も図の局面に遭遇したのですが、間違って▲6六飛と打ってしまいました。

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第1図より、定跡は▲6五飛で、先手良くするためにはこの一手しか無いと思います。普通は▲7二銀ですけれど、△6二金と交わされて先手苦戦でしょうね。このとき4五に打った角が攻防になっているのが大きいです。以下、自然に▲2四桂△6六桂(=第2図)と進めば先手敗勢となります。

ということで、△4五角が6三の地点を受けているのと、△6六桂を狙っているということさえ察知できれば、おのずと定跡がなんだったか導きだされてくるかと思います。そういう意味では、▲6六飛は疑問手でしたが、自分らしい一手だったなと思います。▲6六飛以下、次の▲6三角成自体たいしたことがないので△2七桂か△3八歩くらいで先手敗勢ですね。

次にこの局面になったときは胸をはって▲6五飛と打てそうです。
posted by こういち at 21:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自戦記

2009年01月21日

本の通り指さなくなった理由

普段からNHK講座のテキストを買っているわけではありませんが、今やっている横歩取りの講座の内容を詳しく知りたかったので先週買ったわけです。しかし、載っているのは来月から行われる講座のものなので、うっかりしました。当たり前ですが、1月号を手に入れなければなりませんでした。

多分、次の講座でやると思われる4五角戦法の、先手にとって一番難しい変化を予習の意味もこめて書いておきます。1年前に僕が指した実戦からです。第1図が、東大将棋ブックスの本筋として書かれてある▲5四歩とした局面より。

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第1図以下の指し手
△5九龍▲5八桂△5六香▲4六玉△5八龍▲5三歩成△3四桂(第2図)

以前にも書きましたが、第1図の▲5四歩はよくある反撃の筋ではあるものの、この局面においてはとても怖い手。△5九龍の王手に桂合いするしかなくなるからです。ちなみに『羽生の頭脳』だと第1図では▲5四歩ではなく、単に▲8三角なんですが、これは△7二銀とされて先手相当勝てないですね。馬は作れるけど、その馬を狙われて、あれやこれやで苦しくなります。よって、先手勝てないというのが自分の中での結論です。

本題に戻って、▲4六玉には△4四金とするのが東大将棋ブックスで解説されてある手順です。本譜は自然に△5八龍としています。これはこれで先手も相当対応が難しいところ。以下▲5三歩成の一手に△3四桂が厳しい王手。

第2図以下の指し手
▲5五玉(第3図)

△3四桂の王手には、実は▲5五玉しか生きる道が無いんですよね。右に逃げるのは▲2五金で駄目ですし、真上も当然△4七龍から詰まされてしまいます。



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第3図以下の指し手
△6四金▲4五玉△4七龍▲3四玉△3三歩▲同馬△同銀▲同玉(第4図)

第3図より△4四金は馬切っても勝てそうですし、▲6六玉とするのが冷静か。本譜△6四金から△4七龍の王手を許しますが、金を1枚使わせて入玉コースが見えてきた格好です。△3三歩に対しては▲2四玉と、できればやりたいですが、△4四龍▲1三玉に△2三金で詰まされてしまう落とし穴もあるので注意が必要です。なので△3三歩にはわかりやすく▲同馬が最善手。

実戦は第4図の△4四龍以下、5三のと金を掃われてしまったものの、入玉が確定し先手が負けることはなくなりました。王手しながら、玉を守れるのも大きいですね。ここまで進めば先手勝ちは明らかです。しかし、この局面に至るまでに「この一手の受け」の連続を強いられ、綱渡りのような手順を求められます。もし、他の指し手でも先手戦えるなら、できれば他の手順で勝負したいですよね。この将棋依頼、第1図の▲5四歩の定跡は指さなくなりました。
posted by こういち at 20:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自戦記

2008年12月02日

先週日曜日の対局

先週日曜日に指した飛車落ち戦を振り返りたいと思います。上手が僕です。暦的には日・月・火・・・という順番なので、正確には今週にあたるのかな。週の始まりは月曜日という感覚はありますが。

第1図は戦いの始まったところ。

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▲6五歩の継ぎ歩に対して、△同歩と取った局面。継ぎ歩を取れないようでは、作戦負けだというのが明らかにバレてしまうので堂々と取りました。最初▲6五同桂で耐えられるのか相当不安でしたが、以下△4二銀に▲7三桂成の強襲も△同金として、ギリギリなんとかなっているようです。そう進んだら進んだで難しいところはあるのですが。

進んで第2図。ここが一番迷ったところ。6二の金に紐がついていないので、一番指したい△5五銀ができなくて困りました。結局、駒組みの段階で、7二金・6二銀型に組むことは十分可能だったので、序盤の駒組がここで祟ってしまいました。本譜は、59秒考えて妥協の△6三歩。いかにも最善手っぽく無い手です。第2図で、普通に見える△6四同角は以下▲同角△6三歩▲4二角成で、右側の桂と金取られるのが嫌でした。本譜、失敗したとは思ってましたけど、あながち悪くなかったかも。


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第3図は最終番。△2六歩の突き捨てが結局入らなかったのが誤算でした。入っていたとしても正確には負けですが、これ入ってくれないと手順の流れ的にもおかしくなります。とはいっても、第2図の局面、駒たくさん渡してしまってるので、冷静に見れば全然駄目ですね。本譜は第2図で▲7三銀でしたが、手堅く▲7四銀が安全な一手だったでしょうか。

投了図(正確には時間切れまけ)では、意外とまぎれる筋はあったものの、△2八銀からの手順しか見えておらず、色んな意味で落ち込みました。あと、負けるにしても▲7二金を指さないと上手失格ですね。

ただ、一番の不安だった2四の金が全く働かなかったわけではなかったので、守りではなくこちらに使ったのは良い判断だった気がします。
posted by こういち at 21:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自戦記

2008年11月10日

泣きました

駒落ち村企画の炎の十番勝負の将棋から。ちょっと負けたのがくやしかったものですから、淡白に振り返りたいと思います。

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定跡型ではなかったので、木村美濃みたいな形に組みました。上手の勝つ条件そろった格好。1筋の位とってるのも大きいですね。第1図の▲7二歩と打たれたのは完全にうっかり。気づいていたら、△6五歩〜△6四銀の前に△7四歩を先に指していたかも。ただ、上部に厚いので桂馬渡してもそれほど響かないだろうという軽い気持ちではいました。
理想は△5五歩ついて4三の銀を△5四銀と持ってきて、厚みを築きたかったけど、危険だったから自重している経緯があります。

第2図は、失敗直前の局面。指した瞬間、下から打つべきだったと後悔してしまったんですけど、香車打つならやっぱり本譜の5七が正解でした。結局次に▲4八角なので、そのとき5七の方が良いですね。その▲4八角が全く頭になくて、以下△5五銀が敗着。ここは強く△5八香成の一手でした。どうして、△5八香成という手が候補手に全くなかったんだろう・・・。第2図から、そんなに手数かからず詰まされてしまいました。

それにしても、もう少しうまく指せる将棋だと思ったから、自分の弱さを痛感。本来なら1筋の端攻めも、もっとじらしてやるつもりだったのに、予定外のことが多くやらざるをえないことに。攻め急ぎの、弱い上手の典型になってしまいました。泣きながら寝床につきました。
posted by こういち at 19:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自戦記

2008年11月05日

少し悪いくらいなら

祭日に本屋見に行ったら、今年の将棋年鑑が何冊も置いてありました。年末に出るはずのCD-ROM版が出なければそれを買うつもりです。ついでにマイコミから先月発売の鈴木八段のと泉七段の新刊もチェック。角田光代の文庫本だけ購入し、ジュンク堂を後にしました。

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最近指した自分の相矢倉戦から。後手が僕です。第1図は飛車取りを放置して▲1二歩としたところ。実戦例は少ないですが、これも定跡の一手です。前期NHK杯の高橋・佐藤天戦でも現れた将棋で、高橋九段の『最新矢倉戦法』P.112に載っています。

第1図の意味は△1二同香に▲1一銀が狙い。△同玉なら、▲3二飛成で終わってしまいますから、▲1一銀には△3一玉の一手。そこで▲6五飛として挟撃体勢をしきます。そのときの対処方法を覚えておらず、結局僕は第1図で△3五銀と、飛車を取ってしまいました。それほど悪くならないだろうと楽観しつつ。

第1図以下、△3五銀▲1一歩成△3四歩▲1五香と進み第2図。もうこの時点で後手、相当勝てない将棋になってしまいました。と金で何か必ず取られるので、駒の損得は実質、飛車との2枚換え。次に△6四香〜△香成も厳しいですし、加えて先手の矢倉は手付かずだしで、ごまかすにしても怪しい手さえ見つかりません。こういう展開にしては駄目だと改めて思い知らされた一局でした。もう一度、本を読んで勉強です。
posted by こういち at 22:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自戦記

2008年11月04日

先月の自戦譜

基本的に自分の勝った将棋は載せない主義ですが、最近書くことないので(+駒落ちなので)、ちょっとだけ書きとめておきたいと思います。先月に指した飛車落ち戦。僕が下手の将棋です。

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飛車落ちは普通、上手が角交換を拒否するものですが、本譜は上手から角交換(1手損)した将棋。なんとかという指し方でしたが、名前忘れました。とりあえず、平手の定跡通り早繰り銀で指しています。第1図は、駒がぶつかったところ。ここで▲3五歩を決めて▲3七銀か、決めないで単に▲3七銀とするか決めるところ。僕は後者を選択。自分好みの手ですが、図の局面に限ると、決めた方が良いのかも。決めてしまうと、後々5五角の筋とかあるので、その歩が負担になるケースもありますね。

進んで第2図の中盤戦。上手、持駒の角を使って1歩取られたのですが、自分も歩を取り返して作戦勝ちに。しかし、図の局面で何を思ったのか▲3四歩と指しています。これは少し恥ずかしい1手でした。とりあえず、△2五角の歩取りを受けないといけない状況なので、▲3七桂が至極普通ですが、△2七銀を気にして指せなかったのです。

後で検討して気がついたのですが、第2図で▲3七桂に△2七銀は▲2六飛としておけば何でもないので、全く気にする必要ないんですよね。だから▲3七桂が当然最善手。3手先を読めばすぐわかることなのに、焦ってそれさえも出来なくなっているのがよくわかる局面でした。
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2008年11月01日

最善だと思ったのに

3日前に指した2枚落ちの対局から。上手指す機会が多くなってしまいましたが、なるべく下手も指していきたいです。初心の気持ちは忘れたくない。

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2歩突っ切り定跡。上手当面の課題である角道をしっかり止めて作戦勝ちに。第1図まで進めば、これは勝たなくちゃいけない将棋。しかし、負けました。どうも終盤で集中力が切れてしまって駄目です。第1図の局面で、一番指したい手は△3一銀。ただ、▲5六歩からの強襲も予測のカテゴリーに入れておかないといけないので、少し妥協の△4五桂としました。この手自体はそんな悪くないはず。

第2図は終盤戦。ここで本筋だと思われた△5三銀が次善手でした。最善は△5八歩成(5七の歩が無くなれば龍も受けに効いてくる)。普通駒落ちのときは、△5三銀みたいな手が最善なこと多いので、△5八歩成みたいな手が思い浮かびませんね。6四の角が働きすぎなので、どこかで追い払いたかったのですが、そうすると逃げながら香車取られるのが嫌でした。本譜△5三銀でも勝たないと駄目なんですけれど・・・以下▲4四歩△6四銀▲4三歩成に△同玉と取ってしまって一瞬で駄目にしてしまいました。
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2008年10月26日

勝率悪いから

最近、相横歩の将棋になり、勝つことはできましたが、どうみても相手がミスった感じの内容でした。ここのところ、指す人が減っていたので内心ホッとしていたのですが、そんな後ろめたい気持ちでいては駄目ですね。
はい。相横歩には相当苦手意識を持っています。中でも一番恐れている△2七角の変化について、今回は少し触れておきます。

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ちょうど1年前の僕の敗戦譜より。第1図はその△2七角と打たれた局面。図より、唯一の定跡は▲7九金で、他には▲9一角成も有力です。ただ、▲9一角成は相当受けに自信ないと指せないので、止めておいた方が無難です。ちなみに自然に見える▲3八銀は、△2八飛と強気に来られて先手受けきれません。

実戦では第1図以下、▲7九金△6四歩▲同角?△2四飛〜〜という感じに進んで第2図。△6四歩は疑問ですが、そのあとの▲同角も疑問手です。第2図の△3六歩と持駒の歩を打った局面は、なかなか指しづらい手だとは思うんですけど好手。先手敗勢となりました。穴熊でもそうですが、金はとても大切な存在であることを教わりました。

ちなみに36手目に打たれる△2七角もあるので、こういった金狙いの強襲は非常に困ります。東大将棋ブックスの相横歩取りの本は、さすがに内容が古いので、改訂された本を切望しています。
posted by こういち at 22:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自戦記

2008年10月25日

間違ってくれるのを期待して

早指しだと、深く読まずに手拍子で指してしまうこと多いですね。そんなことだから、しっかり対策している奇襲戦法でも受け間違って負けてしまうこと多々あります。今日は、4五角戦法の自戦譜から。

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第1図は東大将棋ブックスでは最善と記されている▲5四歩と指した局面です。ここまでは何局か実戦経験ありますし、何回も棋譜並べしてあるので、空で指せます。4五角戦法では、図の▲5四歩は効果的な一手になりますが、この局面においては怖すぎです。というのも、直後の△5九龍と王手されたとき、歩で合駒ができなくなるからです。知らないと指せない手ですね。ここから、先手入玉を目指す戦いとなります(最初から入玉目指すなら、危険な思いをしてまで▲5四歩打たなければ良いんじゃないかと思う。理屈としては、▲5四歩と打って相手に攻めてもらう狙いなのだと勝手に解釈)

実戦は、第2図のように進み5三にと金を作らせてもらってなんとかなるかなと思いました。ただ、この局面も先手玉相当危険で、後手に勝ち筋あっても全然おかしくありませんね。だから、今はもうこの定跡を指さないようにしています。(第1図に至るまでにも、いくつか先手に有力な分岐があるので、無理してこの変化を選ぶ必要ありません)

攻め間違えてくれ、と祈るようにして指していた自分がとても情けなく思えてきました。
posted by こういち at 22:52 | Comment(2) | TrackBack(0) | 自戦記

2008年10月13日

咎められるところは咎めないと

定跡は1手1手に意味があります。例え似たような局面であっても手順が違えば、そこに攻めの糸口が出来て、仕掛けるチャンスが出来ることもしばしば。そういうところには目を光らせて、しっかり指していきたいものですね。僕の指した矢倉の将棋から。

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第1図はよくある現代矢倉の将棋。昨日投稿した矢倉最新型の定跡手順を辿っていましたが、第1図の▲2五桂で定跡から離れます。この手はやや疑問の一手。ここは後手がそれを咎めるところですが、手拍子で△4二銀と指してしまい大失敗。結局第2図のように進みました。部分的には有名な定跡手順で、形勢は互角だとは思いますが、咎められるところは咎めないといけませんね。

ちなみに第1図で後手の最善は△4五歩。もう一度『羽生の頭脳6』を読んでこの辺りの復習です。
第1図以下△4五歩▲同銀△1九角成▲4六角△同馬▲同歩△5九角と進み、わずかに後手の指せる将棋。ちなみに▲6五歩△9五歩の交換が入っていると、最後の△5九角に対して▲6六角という王手が厳しく先手優勢です。
posted by こういち at 16:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自戦記

2008年10月04日

たしかな終盤力

終盤なんてそこそこさせれば良いよ。いつまで経っても強くなれない自分に対しての逃げ場所を、そう言い聞かせることによって常に確保しています。

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僕が上手の香落ち戦から。第1図は最終番。ずっと劣勢だった将棋をうまくごまかし、勝ちにこぎつけた局面です。図の局面では下手玉に詰みが生じています。感覚的に詰みがあると思っていますが、実際に詰ますとなると大変ですね。実戦は第1図以下、△9五歩▲8五玉△8四歩?▲8六玉と進み、この時点で完全に下手玉に詰みは無くなり僕の負けとなりました。

正解は第1図より、△9五歩▲8五玉に△9六銀が正解。以下▲8六玉に△7四桂が決め手です。ここまで進めば、たとえその時点で詰みを読みきれていなくても、詰ますことはできたでしょう。後はそれほど難しい変化もありませんから。

ただ、後日検討したところによると、第1図からいきなり△8四桂としても詰むんですよね。相手玉を詰ますしかない局面で、貴重な土台になるところに桂馬を打つのは考えにくいところです。でも、たしかな終盤力が自分に備わっていれば打てないこともない桂馬なのかもしれませんね。△8四桂▲8五玉(=参考図)に次の決め手が今の自分にも見えるでしょうか。
(注:ちなみにこの将棋は2年以上まえのものです)
posted by こういち at 22:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自戦記

2008年10月03日

金が好きです

「一番好きな駒は何ですか?」
この問いに対して僕は力強くこう答える。
「金です」と。
金を人に例えるなら、仙道のような存在だと思う。駒台にそれが載っているだけで安心感を与えてくれるし、もちろん攻め駒としても心強い。特に、穴熊をやる機会が多いと実感しますね。

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最近指した横歩取りの将棋でうっかり△2三歩と打ってしまいました(第1図)。これも一応定跡で△2三歩戦法という立派な名前もついていますが、少し疑問ですね。相掛かりを指す機会が以前と比べて少し増え、そのせいでミスしてしまいました。

第1図以下▲3四飛△8八角成▲同銀△2五角が狙いの一つではあるものの、▲3二飛成(=第2図。ここは▲3六飛もある)とぶった切られて、やや先手有利となります。この飛車切りの手は『ひと目の定跡』の問題にも載っています。いきなり序盤から飛車を切って、先手強引に見えるんですけど、これ後手の視点で見ると辛らさがわかりますね。まだ駒組みのされていない序盤に飛車もっても使うところないし、打った角は目標にされるし、金が1枚ないので自陣の整備にも気を使う・・・良いこと本当なかったです。
posted by こういち at 20:15 | Comment(2) | TrackBack(0) | 自戦記

2008年10月02日

ゴキゲン中飛車の思い出

ゴキゲン中飛車に対しては、丸山ワクチンを使っています。展開によっては何指して良いのかわからなくなってしまうため、あまり好きな戦法ではないのですが、流行だから仕方ないです。昔は超急戦の激しい将棋を指していました。

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図は2006年3月11日に、自分が最後に指したと思われる対ゴキゲン中飛車、超急戦の将棋からです。第1図は定跡から別れを告げた局面。少し似ているのですが、定跡は△4五桂で、こちらの方が少し優ります(なぜ優るかは次の一手でわかります)。ここまでは将棋年鑑で勉強済みで、結構自信もって指していた記憶があります。

第1図以下、▲6六金△5七銀▲3二と と進み第2図。その局面は先手優勢です。△6五桂に対して▲6六金が最善の受けで、弱気な▲5八金では△5七香と攻めこまれ先手不利になってしまいます。この▲6六金と進んだとき、第1図で打った桂馬は4五に打っておいた方が良いというのが、おわかりいただけると思います。もうこういった将棋は指しませんけれど、また気が向いたら勉強して指してみたいですね。もちろん、今度やるときは最新の定跡を覚えて。



■定跡メモ■

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ゴキゲン中飛車の超急戦の大きな分岐は参考1図です。ここから現在主流となっている定跡が▲1一龍と単に香を取る手。これが流行したのは、第64期名人戦第2局の森内・谷川戦からで、今では9割以上がこの定跡が指されていると思います。参考1図より、▲1一龍△9九馬▲3三角とたいてい進みます(参考2図)。この▲3三角が超急戦でよく出てくる筋で、例えば参考2図より△5四歩なんかとやってしまうと、▲6三桂成で一瞬で将棋が終わってしまいます。かといって参考2図より△8九馬とするのも、▲4三桂成が厳しく先手優勢です。なので、図の▲3三角はぼんやりした手に見えて、厳しい狙いを含んでいます。

僕が指したのは、参考1図より▲7五角とした定跡で、もう指す人はあまりいません。久保八段がNHKの講座をやっていたときにこの▲7五角の将棋を解説されていたので、それを見て僕は覚えました。
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2008年09月22日

理想と現実は厳しい

所司七段のブログを見ていたら、2枚落ちの棋譜が何局かあったので全て鑑賞する。自分好みの手厚い指し回しである。自分も真似したい、そう思った。

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今日指した4枚落ち。第1図は終盤戦。自分好みの局面を作ることはできたけど、肝心なところで間違えてしまいました。第1図より△6五桂と指しましたが、これは苦し紛れ。手厚いとは、とても言いがたい手。第1図より正着は△8三歩。角をどちらかにどかして働きを弱めるのが先決でした。そのときは、▲7四歩を気にしていたのですが、冷静に見てみると▲7四歩には△7二歩と受けておいても良いし、それほど怖い手ではなかったですね。焦りは禁物です。

数手進んで第2図。5二にいた玉を4一に逃げたところ。これが大失敗。▲5一角成を気にして、△4一玉〜△4二銀〜△3一玉と欲張って逃げようとしたのがいけなかったです。当然、そんな悠長なことやってる暇なんてありませんでした。第2図では△4二玉でまだ頑張れる局面だったはずです。
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2008年09月10日

勝ちたい将棋に勝てない

勝たなくちゃいけない将棋で勝てなかったり、負けても良い将棋で勝ってしまったり、どうも自分の棋力が低いからか、思惑通りに指せないですね。7月19日の2枚落ちの将棋より。

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第1図は角道を止めたところ。定跡と比べて、少し下手の手数がかかっているので、余裕を持って△6六歩を指せています。第1図以下、▲6六同角△同金▲同飛△6四銀▲5六銀△8四角と進んで第2図。

角切りの強襲はあることはあるのですが、この第1図からの局面ではやはり無理筋だと思っています。しかし、途中の▲5六銀が落ちついた好手。自陣に角を打ちつけた第2図の局面は何とかなると思いましたが、▲7五歩と手筋を使われてしまって、結局自分が間違えて負けました。勝ちたかった。
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2008年08月17日

勉強不足

一時期は定跡の勉強にも余念なくやっていたけど、最近は体たらくで、棋譜収集も怠っています。こんなことでは駄目だと思わせる敗戦棋譜から。先月18日の対局です。

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後手が僕。第1図は△9五歩と穴熊の駒組みを牽制した手にたいして、それでも▲9八香と進んだ局面です。ここは咎めるところ。しかし、どのような手順だったか忘れてしまい、妥協して△8五歩と指してしまった。ここは△9三桂から咎めるのが正解。これを指せないようでは矢倉党として失格です。

第2図は、結局そのまま進んで最新型っぽい形に。そのときは最新型だと思ってたけど、本譜は▲8八銀△9五歩の交換が入っているので、正確には定跡型ではないようです。この交換が一体どちらに有利に働いているのか。多分、後手の僕が損なはず。終盤まで有利に進めてたと思うけど、結局、最後に受け間違えて負けました。穴熊は遠い。固いというより遠い。
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