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2012年01月24日

角換わりの本

久しぶりの更新になります。最近は将棋の熱もかなり下がってしまい名人戦棋譜速報やネット中継なども時々しか見なくなっています。他に、コンピュータソフトが強くなったのも、やる気なくなった原因の一つだったりもします。

今日は本の感想を一冊書いておきます。最近発売された『ゴキゲン中飛車の急所』も購入して、ほとんど読み終えておりますので、近いうちにそれもブログに感想を書く予定です。それにしても、久しぶりに棋書を読んだせいか、すごく頭が痛くなりました(物理的な意味で)。

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このよくわかるシリーズは最近よく出ているようですが、初めてその戦法を覚える人向けでしょうか。僕は棒銀対策と角換わり腰掛銀の少し古い定跡(腰掛け銀佐藤新手のやつ)がどのように解説されているのか知りたくて手に取りました。ノーマル角換わりと、さらに一手損のそれぞれの戦型が網羅されていますので、一つ一つの定跡の内容は軽めです。個人的にはノーマル角換わりと一手損と、一冊づつ分けて、中身をもっと充実させて欲しかったですね。とはいっても、相居飛車の戦型はあまり人気ないのか、大人の事情で難しいのかもしれません。

前書きに対象者が5級〜初段と書かれている通り、木村定跡が解説されてあったり、比較的アマチュア向けの変化が多く見られます。棒銀戦法の解説が多いところからも、それが分かります。一応新しい定跡も結構載っていますが、それに伴って一手損の方が物足りなくなっているように感じました(特に早繰り銀と棒銀)。この一冊で一手損はきついと思いますが、あまり好んで指す人も少ない印象ですし、これはこれで良いのかもしれません。僕は知りたかった定跡がほとんど載っていなかったため、買ったの少し後悔しましたが、とりあえず良い復習にはなったと思います。
posted by こういち at 20:59 | 将棋本

2011年07月03日

7手詰ハンドブック

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5月末に発売された7手詰ハンドブック買いました。それで今日すべての問題を解き終えて、タイムを計測していますのでその結果を載せておきます。最初はすいすい解けたんですけど、80問目すぎたあたりから急に難しくなってきて、100問目半ばではヒーヒー言いながら解きました。しばらくは詰め将棋やりたくないです。とはいえ、5年前に解いた5手詰ハンドブックの測定結果と見比べると、読みの力も成長したのかなと思いました。正直R1000前後の頃と比べて、さほど変わっていないと思っていたんですけどね。ちなみに現在は二段と三段をうろうろしている棋力です。 →5手ハンの測定タイム

7手詰ということで、合駒請求の問題が5問ほどあります。どれもかなり限定的な合い駒になりますので、それほど難しくはなかったです。ただ、183問目は正解手順の合い駒ではなく、他の合い駒でも同じ手数で詰むので、問題として少し欠陥なのではないかと思います。

1.46s

2.44s

3.31s

4.2m25s

5.56s

6.2m24s

7.27s

8.4m32s

9.1m31s

10.32s

11.2m00s

12.2m21s

13.4m25s

14.1m37s

15.1m08s

16.2m32s

17.1m42s

18.1m12s

19.2m34s

20.36s

21.15s

22.2m27s

23.1m03s

24.2m16s

25.33s

26.1m11s

27.56s

28.2m37s

29.55s

30.3m16s

31.1m31s

32.2m21s

33.59s

34.1m30s

35.3m04s

36.9m55s

37.1m55s

38.1m12s

39.52s

40.2m59s

41.22s

42.6m17s

43.5m01s(間違った)

44.2m58s

45.1m57s

46.2m48s

47.43s

48.50s

49.1m26s

50.2m13s
51.31s

52.1m14s

53.42s

54.1m22s

55.2m10s

56.4m36s

57.2m27s

58.1m49s

59.1m18s

60.58s

61.48s

62.2m46s

63.7m18s

64.1m53s

65.1m25s

66.1m38s

67.1m50s

68.1m19s

69.2m12s

70.1m35s

71.1m09s

72.2m11s

73.39s

74.2m40s

75.4m18s

76.5m12s

77.53s

78.33s

79.2m27s

80.6m48s

81.2m58s

82.2m09s

83.1m22s

84.1m44s

85.2m48s

86.5m24s

87.3m43s

88.1m47s

89.44s

90.5m39s

91.2m26s

92.1m48s

93.2m20s

94.3m39s

95.6m35s

96.39m25s   

97.1m19s

98.42s

99.6m24s

100.1m03s
101.40s

102.9m15s

103.1m26s

104.1m34s

105.18m12s

106.4m22s

107.2m42s(間違った)

108.1m11s

109.8m06s

110.57s

111.22m40s

112.5m36s

113.59s

114.1m01s

115.6m21s

116.6m20s

117.4m51s

118.1m11s

119.41s

120.6m59s

121.2m26s

122.1m37s

123.2m38s

124.14m51s

125.1m20s

126.1m18s

127.2m50s

128.2m16s

129.2m52s

130.1m47s

131.4m03s

132.4m41s

133.56s

134.48s

135.3m29s

136.4m10s

137.3m20s

138.43m29s

139.2m07s

140.6m14s

141.5m58s

142.28m40s

143.1m13s

144.2m05s

145.2m58s

146.1m30s

147.1m09s

148.3m37s

149.2m02s

150.1m13s
151.8m34s

152.2m02s

153.2m14s

154.6m17s

155.19m15s

156.2m36s

157.3m04s

158.5m03s

159.1m51s

160.1m40s

161.2m21s

162.5m25s

163.1m57s

164.2m13s

165.1m16s

166.3m02s

167.10m11s

168.1m27s

169.3m24s

170.13m16s

171.5m05s

172.38s

173.1m56s

174.2m28s

175.13m09s

176.4m43s

177.7m47s

178.15m44s

179.2m50s

180.1m11s

181.5m49s

182.1m29s

183.3m03s

184.3m52s

185.1m30s

186.10m29s

187.2m10s

188.9m53s

189.30m42s

190.2m00s

191.6m45s

192.16m20s

193.1m18s

194.6m52s

195.解けなかった

196.2m32s

197.3m23s

198.1m24s

199.3m56s

200.12m59s


 


一言感想
36問目  ▲4三桂がなかなか発見できなかった
63問目  詰み筋多くて混乱した。
80問目  1四の飛車の意味に気が付いて正解手順がひらめいた
124問目 難しい。よくこの時間で解けた。
158問目 この詰まし方苦手。最終手発見するのに時間掛かった
167問目 正解手順以外の詰み筋を確認するのに手間取った
188問目 5手で詰んでしまうので悩んだ
195問目 5手で詰む変化の最終手▲6一金が全く見えなくて解けなかった。
posted by こういち at 19:52 | 将棋本

2011年03月29日

将棋の本買った

多分先週の土曜か日曜に発売になった本です。アマゾンで注文したんですけど、一向に入荷されないのでキャンセルして他で買いました。どうなってるんでしょう。将棋世界で連載していた「さばきのエッセンス」が単行本になったことで、絶対買おうと決めていました。

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せっかく買ってなんですけれど、去年末に発売された佐藤九段の石田流破りで十分でした。多少目新しい部分もありますが、マイコミの本ということで一つ一つの変化が大まかに解説されている感じです。もっと本格的な定跡書(浅川の矢倉の急所的な)を期待していただけに、少し残念です。

振り飛車党視点になっているので、棒金とか2手目3二飛戦法とか佐藤九段の本には取り上げられていない戦型もありますが、居飛車党にとってはあまり関心ないところだと思います。個人的には6章の左美濃のところは一番知りたいところでしたけど、もう少しページ数欲しかったですね。
posted by こういち at 22:02 | 将棋本

2011年02月21日

相横歩の本買った

相横歩専門の本は、東大将棋ブックス(多分絶版)しかないはずなので、今月新しく発売されたこの本は、それに代わる定跡書として役に立ちそうです。特に東大本は、遭遇しやすい△2七角の変化がほとんど書いていないですから、東大本しか持っていない人も読む価値があると思います。

110221.jpg

まず全体的な内容としてですが、最善の攻防が最初に書かれていませんから、後でまた読み直すとき知りたい変化を探すのが面倒です。どちらかというと、後手の相横歩する側が主体に書かれているようなので、わりと後手が戦える変化も多いなという印象です。気になる点は、結論出せそうな局面でも「いい勝負」とか「激戦」で締めくくられているものが多いことです。後手良しと書いてあるのでも、これはどうみても後手勝ちだろうというものもありました。たとえ形勢不明でも著者なりの形勢判断はしてほしいですね。

(▲7七銀型)24手目△2七角は最近見なかったので、てっきり先手良しで結論出てるのかと思いましたが、形勢不明のようです。個人的には▲9一角成が最善かと思ってましたが、それはいきなり否定されていました。たしか村山本では、▲9一角成も有力と書かれていたでしょうか。正直▲7九金が最善だとは思えません。36手目の△2七角(P.95)は先手良しの結論になっていて知っている変化でしたが、P.98のX図からどうやって先手良くするのかわからないです。以下△1九とが地味に厳しいんですよね。また、最後の章「その他の横歩取り」は△3八歩戦法について解説されていますが、これは相横歩の戦型ではありませんし、完全に蛇足です。

個人的には主流の19手目▲7七銀ではなく、▲7七桂の変化の方が激しくならないので、こちらの定跡を僕は良く指しています。東大本はこの▲7七桂の定跡があまり載っていなかったので、知らない変化がたくさんありました。最初に書いた通り、あまりハッキリとした結論が書かれていないので、この本を読んで、さらに自分なりの研究が必要ですね。特に僕は相横歩は先手しか持ちませんので、本読んだだけでは勝てる気が全くしません。なんだか余計に自信がなくなりました。
posted by こういち at 23:48 | 将棋本

2010年09月25日

本のカバーについて

今日アマゾンでブックカバーを注文したのが届いたので、ついでに以前復刊ドットコムで購入した『角換わり腰掛け銀研究』と共に載せたいと思います。基本的に将棋の本は、すべて本屋のカバーで済ませています。ただし、ネットで購入した場合は当然カバーがつきませんから、他の(捨てても良い)本から流用するか新しく買うかのどちからになりますね。

100925a.jpg

それで、カバーといっても色々あるんですけれど、最強はこの東急ハンズで売っている透明のカバーだと思っています。コンサイスというメーカーのカバーです。結構気に入っていて、5年くらい前から愛用しています。大きさにもよりますが、1つ300円〜400円と少し割高かもしれません。透明のカバーにも文房具店や100円ショップに色々と置いてありますけど、あまり安いのは固すぎて持つ手が痛くなったり、本とカバーがくっついてしまったり、本をカバーに入れるのが大変だったりして、逆にカバーしない方が良かったと後悔しかねません。それなら、普通に大きな模造紙を買ってきて自作した方が良いと思います。


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カバーした状態。たぶんこれがこの本に一番ピッタリなサイズだと思いますが、少し余裕のある感じです。どうせ中身は読まないと思うので、本棚の飾りにしかなりませんが、それはそれで良かったかなと思います。
posted by こういち at 12:48 | 将棋本

2010年09月15日

本ネットで買いました

久しぶりに将棋の本を買いました。最近はマイコミの本もwebの発売日通り書店に並んでいると思うので、きっと昨日発売だったと思います(ネットで購入したのでわからない)。個人的には村山五段の本は、最新型の本のなかでも一番参考になるので好きです。

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内容はゴキゲン中飛車に多く取られていて、他に石田流と横歩取りと角換わり、そして実戦編という中身でした。ほとんどタイトル戦で現れた将棋からピックアップされていますから、その将棋のどこか悪かったのか、どこで変化すれば巻き返せるかなどを知ることができます。ページ数の関係からか細かい変化は、かなり端折られているので、自分が指すときの参考にというよりも、プロの将棋を観戦する際の予備知識に覚えておくくらいが適切かなと思います。例えばP.133の参考1図は先手攻め切れないと書かれていますが、僕が後手をもって指したらほとんどの割合いで攻め倒されてしまうでしょう。もちろん、その局面は定跡として心得ていますし、結構勉強しているのですが、さすがに限界がありますね。こうやって自分の勝ちやすい戦法、勝ちにくい戦法を知るうえでも、定跡を覚えるのは無駄でないかなとは思っております。先手ゴキゲン深浦新手△2四角の定跡では、最近発売された遠山本からさらに最終番近くまで解説されていて、互角の形成で終わっていますが、居飛車勝つのは大変だなと改めて思いました。

気になったところは、次の局面までの手順がやたら長くなっていて、ページをまたいで局面図が載っているものが目立ちました。結構読みづらいです。これなら1ページ2局面のレイアウトよりも、東大将棋ブックスシリーズのように1ページ3局面の構成にした方が良かったんじゃないかなと思いました。


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せっかくなので、村山本を引っ張り出してきて並べてみました。前著の『アマの知らない最新定跡』とデザインは一緒なので、これからシリーズ化すれば良いのになと思います。

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ちょっと一番右の本は見た目も違っていて残念ですね。統一されていると本棚に並べたとき見栄えもするので良いんですけれど(将棋の本は全て本屋のカバーかけて平積みにしていますが)。
posted by こういち at 18:22 | 将棋本

2010年08月20日

早石田のページ作りました

なんとか早石田のページを仕上げることができて良かったです。もう少し斬新なことを書く予定でしたが、結局普通の内容に落ち着いてしまいました。とりあえず、これで居飛車党宣言の更新は終わりにしたいと思います。

http://www.koichi.jp/shogi/taifuri/hayaishi.php

もう少しこうしていればとか色々と後悔はありますが、よくこんなにも続けてこられたなと思います。ブログもちょうど今月で2年間続けましたし(途中、更新休んでたりもしましたが)、明後日32歳の誕生日ですし、区切りとしてはちょうど良かったなと思います。改めて自分の年を意識するだけでも怖くてしかたないです。
posted by こういち at 20:19 | 定跡研究

2010年08月18日

本買ってきた(終)

将棋の本を買うのもこれが最後になるかもしれません。今日発売の将棋本を買ってまいりました。将棋を指している著者の写真が表紙になっていますが、とても絵になっていて良い印象を持ちました。真面目だし、もっと上のクラスで活躍してほしいものです。

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居飛車党をやっていると、急戦の対策に追われることがほとんどなので(居飛車指す人でも色々ですが)こういった本は貴重だなと思います。今まで矢倉の急戦対策の本と言えば東大将棋ブックスの『矢倉急戦道場』(絶版)だけでしたから、これに変わる本として活躍してくれそうです。今年発売された『変わり行く現代将棋』も内容的には同じですが、あの本は読みづらいしハードル高いですから、ちょっと人には勧めづらいですからね。

本の中身は、棒銀、右四間の大御所2つに加えて、米長流急戦矢倉、矢倉中飛車、それと阿久津流?急戦矢倉の5つの構成。どれも、矢倉を指すと必ず一度はやられる急戦策です。米長流急戦矢倉と矢倉中飛車の対策は棋譜並べくらいで、わりと適当に指していましたけど、正確に指さないと大変だということが改めてわかりました。この2つの戦法は、右の桂馬をいかに働かせるかがポイントになってきますが、本書を読んで知らない手筋とか結構ありました(▲2四歩△同歩▲2三歩△同金▲2四角とか)。もう少し上手く活用できるように改善したいと思います。

すごく個人的な感想ですが、唯一惜しむところは浅川から出してほしかったです。見出しに使われているポップなフォントがとても気に入りません。僕の記憶では引き角戦法の本くらいから使われるようになった気がします。とりあえず、矢倉を勉強するなら、この本と『矢倉の急所』2冊で完璧ですね。『矢倉の急所3森下システム』が待ち遠しいです(出るかどうか知りませんが)。
posted by こういち at 19:47 | 将棋本

2010年08月02日

机においてある本

私事で恐縮ですが、先月末に炎天下の中、結構な時間歩いていたら頭痛くなってきて、以来どうも頭の調子が悪いんですよね。同じ本2冊買ってしまったり、買ってきたもの冷蔵庫に入れるの忘れて腐らせたり、考えられないミスをよく侵しています。やっぱり昔と違って今の熱さは体に悪い光線みたいなのが飛んでる気がするので、帽子かぶらないと危険だと思います。

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読書といえばやはり僕の中では夏なので、今机の上においてある本を写してみました。『将棋の子』はちょっとダンボールから引っ張りだしてまいりました。プロになれなかった少年にスポットライトをあてた話ですけれど、こちら読むなら断然泣き虫ショッタンの方がお勧めです。将棋の子の感想メモを見てみると、そこそこ面白かったけどストーリーが冗長だとか好き勝手なこと書いていました。唯一覚えていることと言えば、Yondaのブックカバーをつけてくれたことがとても嬉しかったことくらいです。

カバーかけているのは全て将棋の本です。昨日も書きましたけど手前から『佐藤康光の石田流破り』『横歩取り道場第4巻』『最新の相掛かり』『遠山流中飛車急戦ガイド』『最新の8五飛戦法』です。そして、奥に積んでいるやつは上から2番目くらいまでが時々読む本で、それより下の本は滅多に読んでいません。上から順に『5手詰めハンドブック』『イメージと読みの将棋観2』『横歩取り道場第5巻』『後手番一手損角換わり戦法』『横歩取り△8五飛戦法』『佐藤康光の居飛車の手筋2』『定跡道場一手損角換わりvs腰掛け銀』『矢倉の急所2』『最新戦法の話』『佐藤康光の居飛車の手筋』という順に置いています。『矢倉の急所2』どこに行ったのか見当たらなくて困っていたんですけれど、こんな近くにありました。

ブログの方は今月はあまり更新しませんので、期待しないで見にきてくださればなと思います。
posted by こういち at 23:23 | 将棋本

2010年07月31日

今月も今日で終わり

ゴキゲン中飛車の本読んでますけど、やはり定跡書1冊あるだけでも指し手の方針が固まりますから買って良かったなと思います。今僕が手元に常駐させてある将棋本は、そのゴキゲン本以外に『佐藤康光の石田流破り』『横歩取り道場第4巻』『最新の8五飛戦法』『最新の相掛かり』の4冊です。そういえば5月に買った『変わりゆく現代将棋』は全く読んでませんね。

ということで、ゴキゲンの気になる定跡のやつを書いておきたいと思います。現在最新と思われる超急戦の変化です。第1図はゴキゲン本P.209の研究課題として締めくくられている局面です。

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王将戦では△7一玉でしたが、どのみち△6六馬と馬を切らなければいけないのであれば、第1図で切ってしまうのは自然な手ですね。たしか△6四銀が戸辺六段で△5一桂が杉本七段が指した手だったでしょうか。どちらも今ひとつだったような気がします(結果を踏まえたうえで)。この局面は先手が誘導すれば、結構なりやすい局面だと思います。第1図以下△6六馬▲同歩△5六香▲5七香△同香成▲同金△5六歩と進み第2図。ほとんど一本道です。

ここで著者の実戦例だと▲5六同金で、これで先手勝てたら一番わかりやすいです。他に▲6七金と交わす手も有力。


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第2図で▲同金と取れば△6七銀は絶対で、弱気に▲5七金では△5六香で先手負け。なので、手抜いて何かするのですが、▲2八歩が最善と思われる一手です。2七の角を殺すことで間接的に攻防手になっています。

以下駒を取り合って△6七香と打った局面が第4図。手抜いて攻めるか▲5八金と一回受けるか迷うところですが、▲1三龍が詰めろですし突き詰めれば先手勝ちの将棋じゃないかなと思います。▲1三龍と1手で龍を働かせることができるのが、この定跡の中で大きいですね。これなら序盤の角・銀交換の駒損も、価値があります。
posted by こういち at 23:00 | 定跡研究